ホビナビ REDHiLLサイクロン掃除機 C17 cyc001の口コミレビュー!吸引力はどうなの?

2022年9月13日コードレスサイクロン,掃除機レビューREDHiLL,ハイスピリット

今回は楽天市場のホビナビさんからコードレス掃除機のご提供をいただいたのでレビューしていきます。

いただいたのはREDHiLLサイクロン掃除機C17。一万円ちょっとで買えるお手頃価格のコードレス掃除機です。

商品販売ページには17とは書かれていませんが到着した箱にはC17と書かれており。本体にはREDHiLLのロゴが入っていたのでこうした呼び方で話をすすめていきます。

ちなみにお店の商品番号としてはcyc001のようです。

REDHiLL C17のスペック

真空度17000Pa
寸法230×220×1090㎜
連続使用可能時間強15分 標準30分
充電時間4時間
重量2.7kg(パッケージは含まない)
C17スペック

まずはスペックの確認です。真空度は販売ページの数値を、その他は説明書の数値をピックアップしてみました。

真空度はヘッドの性能などが考慮されない指標ですが、17000Paというのはまずまず。最近流行りの20000超えのものよりは劣りますが17000Paもあれば十分掃除ができるなといった印象です。

寸法に関しては・・・ヘッドの幅が25㎝ぐらいのはずなので250㎜という数字が出てきてもいいはずなのですが、中華製の安い掃除機ってこういうところがちょっとあいまいな気がします。

連続使用時間は強15分、標準30分。国内メーカー品だと強モードは10分持たない機種もあるので、そこそこの時間掃除できるなといった印象。充電時間4時間もまあこんなもんでしょう。

重量2.7kgという表示は謎です。形状から予測するに本体、パイプ、ヘッドを合わせても2.7kgまでいくことは無いでしょうし、付属品を含んだ総重量なのかもしれません。こんな数値説明書に書かずにスティックモード時の重さを書いてくれればいいのにと思ったりします。※掃除機自体の重量についてはのちほど写真付きでご紹介します。

REDHiLL C17開封

C17開封の様子

開封の様子を動画にしてみました。

付属品が多く、いろんな掃除に使えそうな印象です。

最近はそういう風潮なのか、予備のフィルターが同梱されている中華製掃除機をちょくちょく見かけますが、このC17にも同梱されていました。消耗品を余分に入れてくれるのは地味に嬉しいです。

ノズル関係も豊富に同梱されていますが、これは同じくホビナビさんで販売されているREDHiLL C10と同じ内容です(フィルターと壁掛けブラケット除く)。

REDHiLL C17本体

本体左右

操作ボタンは1つのシンプルな構成でボタンを押すごとに、電源オン(標準モード)→強モード→電源オフと変化します。

本体上下

本体上部には3段階の電池残量ランプ。上部に見えるボタンはバッテリー部分とモーター部分+ダストボックスを分離するときのボタンです。

下から見ると充電プラグの挿し込み口、そしてブラケットにセットするためのくぼみが見えます。

本体前後

持ち手の部分には点々が見えますが、これは小さなくぼみで一応滑り止めみたいになっています。

REDHiLL C17ダストボックス

ダストボックスの分離は、まず第一段階として本体上部のボタンを押しながらバッテリー部分とモーター部分を分離します(ゴミ捨てだけならダストカップのレバーを引くだけなのでこの作業は必要なありません)。

モーター部+ダストボックスとバッテリー部分

ちなみにバッテリー部分のラベルには定格電圧22.2Vの表記が見られました。

鍵マーク目印にひねる

次に上部のモーター部分とダストボックスをひねることでこれら2つを分離。これでやっとダストボックスが外せました。

ダストボックスの構成

ダストボックスは、ダストカップ、サイクロンユニット、HEPAフィルターの保護カバー、HEPAフィルターから構成されています。

ダストカップ

ダストカップにはヘッドのブラシを回転させるための電気配線や端子があります。水洗いしようと思えばできますが、濡れたまま使わないよう注意したい部分です。

ゴムパッキンが簡素すぎる気もしますが、1万円ぐらいの掃除機ならこんなもんだと思います。

サイクロン部

サイクロン部はゴミを分離するのは銀色のメッシュのみの簡素な構造でした。まあよくある感じだと思います。

HEPAフィルターと保護カバー

銀色のメッシュを通過したゴミはHEPAフィルターで受け止めることになりますが、HEPAフィルターには保護カバーが巻かれていました。HEPAフィルターに付着するゴミを軽減しようという物です。マジックテープで簡単に着脱が可能。

HEPAフィルター

HEPAフィルターはカップのような形状。最終的にここでゴミを受け止めます。

REDHiLL C17ヘッド

ヘッドの表と裏
25㎝少々

ヘッドの幅は25㎝少々と少しワイドな感じ。

ヘッドの前方にはLEDライト3灯が搭載され、暗い場所でもゴミを照らしてくれます。

ヘッドの可動域

ヘッドの可動域はやはり狭め。こちらの掃除機はおそらく中国製なのですが、中華掃除機でよく見かける可動範囲です。

国内メーカー品と比べると狭いところ、高さの無いところの掃除でやや不便さを感じるかもしれませんが中華製としては標準的。

ブラシを取り外したところ

回転ブラシは取り外してお手入れできますが、取り外す際はコインが必要でちょっと面倒です。

ブラシの毛は全体的に柔らかいですが、赤色の毛より青色の毛が微妙に硬いような気がします。

REDHiLL C17延長パイプ

延長パイプは伸縮不可の普通のパイプです。

約65㎝

長さは約65㎝といったところ。

REDHiLL C17の各種付属品

すき間ノズル

すき間ノズルもいたって普通の形状です。

ブラシノズル

ブラシノズル

ブラシノズルは必要に応じてブラシの出し入れができる仕様ですが、ボタンが硬く出し入れしにくいなど、質の面は期待できません。毛は硬めなのでこのあと紹介するソフトブラシと使い分けると良いと思います。

ソフトブラシ

柔らかい毛が使われているブラシです。キーボードなどの掃除に良いかもしれません。

ミニヘッド

ミニヘッドの前後

ミニヘッドは回転ブラシを搭載したコンパクトなヘッドでソファや布団の掃除が主な使い道となってくるでしょう。

可動域は前後のみ
回転ブラシ部分
ブラシを外したところ

ブラシを外してお手入れできますが、こちらもパーツを外すためにコインが必要です。

ホース

各種ノズルを接続して細かい場所の掃除に使うことができます。

せまいすき間などに

ヘッドやミニヘッドも接続できますが、ホースには電気配線が無いのでブラシを回転させることはできません。1万円ちょっとの掃除機なのでそれを求めるのは酷というものです。

ホースにも電気配線があるのは日立の掃除機ぐらいだと思います。

REDHiLL C17壁掛けブラケット

アダプター部分とブラケット

アダプターの充電プラグはブラケットに固定されていて、掃除機本体をセットすると充電がはじまる仕組みになっています。

充電がはじまると緑のランプが点滅
ノズルをセットしたところ

壁掛けとは言いますが、床に置いて使用することも可能です。ノズルは2つまでセット可能。

壁掛けにしたところ

壁掛けにするとすき間ノズルが前方に飛び出す感じになるので右手で掃除機を取ろうとすると邪魔になります。あと、ブラケットにすき間ノズルをセットした時の感じだけぐらぐらで外れやすいです。

本体を外すときはブラケットのグレーのボタンを押しながら行う必要があり、片手で取り外すのはちょっと難しいです。充電するときは片手でセットできていいのですが、取り外すときも片手で行えるよう改良してもらいたいところ。

REDHiLL C17各部の重量

本体1134g
延長パイプ227g
ヘッド605g

本体、延長パイプ、ヘッドの合計が1966gなので特別軽いというわけでもありませんが、重いという感じでもありません。

すき間ノズル48g・ブラシノズル42g・ソフトブラシ56g・ミニヘッド239g・ホース181g

REDHiLL C17を組み立ててみる

ハンディモード

ハンディモードは可も無く不可も無くといった感じ。これより小さいハンディ掃除機は多数ありますが、吸引力とのバランスを考えればこのぐらいの大きさもありかも。

スティックモード
身長170㎝弱の人が持ったところ

スティックモードは持った感じ特別重いとは感じません。やや長さがある気もしないでもないですが、ヘッドをやや押し出した状態で使えばそんなに違和感を感じません。

REDHiLL C17取り回し・騒音レビュー

操作は単純でボタンを押すだけ。強モードにするには電源オン(弱モード)→強モードと2回ボタンを押す必要がありますが、持ち手の部分にあるボタンだけで操作が完結するので片手だけで簡単に行えます。

ヘッドの可動域がそれほど広くないのは気になりますが、何度も書いているように中華製掃除機としては標準的な構造です。

付属品は多彩で使い分けができるのはやはり便利。ただブラシノズルはブラシの出し入れがしづらいなど作りはそんなに良くありません。あと、ノズルやパイプの着脱は中華製ということもあってやや硬く感じるときもあります。

壁掛けブラケットは掃除機を取り外すときにボタンを押しながらでないと外れないのがやや億劫に感じる面があります。

取り回しは方向転換などスムーズですが、やはりヘッドの可動域がやや気になるところ。棚下奥などの掃除の際にはホース→延長パイプ→ノズルといった組み合わせで使うのも手かもしれません。

排気は持ち手付近の左右から出てきます。強にすると勢いがけっこうありますが、この掃除機が特別排気が強いという感じはありません。

騒音は強モードにするとやや気になるかなといったところですが、まあ許容範囲だと思います。

REDHiLL C17吸引力レビュー・壁際良好

ジョイントマットに重曹を撒いて吸わせてみた結果、壁際吸い込みの良好さを感じました。標準モードでも1往復でほとんどの重曹を吸いこむことができます。

動かしづらさはありますが、壁際はヘッドをスライドさせて掃除するのも有効でした。

フローリングに糸くず、シュレッダー、小さく切った消しゴム、重曹を撒いて吸わせてみた感じは、粒の大きめなゴミもわりと吸い込める印象でした。このヘッドは安いわりに可動域以外の性能がわりと良好だと思います。

吸い込み後のヘッドは糸くずの絡みと紙のの残りが少しありましたので糸くずやかさばるものを大量に吸わせるのはあまりおすすめしませんが、ある程度は対応できるようです。

マットに重曹20gを撒いてどのぐらい吸えるのか検証してみた結果、標準モードで14g、強モードで16gの重曹を吸うことができました。マットやじゅうたんでは強モードで使いたいところです。

畳マットに重曹と小麦粉を撒いて吸わせた結果は、重曹は問題無いものの小麦粉は標準モードだと畳の目にやや取り残しがありました(1往復だけの場合)。畳で使うときは標準でも使えなくはないですが、念入りに掃除したい時は強モードでしょう。

ちなみにミニヘッドで布団の掃除も試してみましたが、強モードで使ってみると細かい粉状のゴミがしっかり取れました。まあそもそもこの手のヘッドを使ってゴミが取れなかった掃除機は見たことがないので当たり前といえば当たりまえなんですが、きちんと布団の掃除ができます。

REDHiLL C17ゴミ捨て・ダストボックスのお手入れ・集じん容量確認

ゴミ捨てはワンタッチボタンは無いもののレバーを引くだけで行えるので簡単です。ただしダストボックス内のお手入れをするためにはモーター部とバッテリー部を分離し、さらにモーター部とダストボックスを分離する必要があるのでめんどくさい感は否めません。

サイクロン部のお手入れですが、髪の毛の絡みは見受けられませんでした。大量に吸わせなければきちんと分離してくれるようです。HEPAフィルター部分は保護カバーがある程度仕事をしてくれているものの重曹がや小麦粉がフィルターまで到達しているので細かい粉状のゴミを吸わせたあとは早めにお手入れしたほうがいいでしょう。

普通に掃除したときはすぐに埃が詰まることはないでしょうが、だんだんとプリーツ部分の溝に埃が溜まっていくと思われます。サイクロン部にが同じ構造のMOOSOO K17がそんな感じです。

ヘッドのお手入れはやはりコインを使ってパーツを外さないといけないのが若干面倒です。糸くずを吸わせたときは絡まりましたが、髪の毛の絡まりは無かったのでわりとお手入れの頻度は少なく済むかもしれません。

ダストカップに細かく切ったプラダンを入れて容量を確認してみたところ0.3L少々といった感じでした。このぐらいが実用範囲だと思います。

ゴミの逆流検証では重曹を吸わせた後に本体を振ってみましたがわりと簡単に重曹がこぼれました。逆流を防止する機能はそんなに高くない気がします。埃等を吸わせた場合はこんなに逆流しないのでしょうが。細かい粉状のゴミを吸わせたときは注意が必要です。

REDHiLL C17のおすすめポイントマイナスポイント

おすすめポイント

  • ヘッドは壁際性能がなかなか良好
  • ノズルが豊富で予備のフィルターも付属する
  • 強モードで使えば吸引力もそこそこ
  • サイクロン部はわりと髪の毛が絡みにくいような・・・

マイナスポイント

  • ヘッドのお手入れにはコインが必要など使い勝手に改良が欲しい
  • 若干ゴミが逆流しやすい気がする

壁際性能がなかなか良好で吸引力もそこそこあるので十分使える掃除機だと思います。

ヘッドの可動域が狭いことやお手入れに時にコインが必要なことなど細かい利便性の面で劣るところはありますが、わかって使えば実用範囲内だと思います。


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