ドラム式の子供の閉じ込め事故について考える・防止策は?縦型も危険がある

2022年8月31日洗濯機コラム

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2015年の6月25日に歳男児がドラム式洗濯機の中で窒息するという事故がありました。

それまでにも国内外で何回も子供の事故死が起こっていて、トルコでは4歳の少女が6歳の兄にスイッチを入れられて死亡した事故や韓国でもドラム式洗濯機の中に入って出られなくなり死亡した事故があります。

メーカーでは窒息の可能性があると表記するなど注意喚起はしていますが、小さい子供のいる家庭では十分な注意が必要です。

なぜ洗濯機に閉じ込められたのか

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まず、ドラム式洗濯機の場合扉が横に付いているので子供が入りやすいという点があります。

そしてもうひとつ。扉が閉まってしまうと中から開けることができない機種が多いということです。洗濯中に内部で洗濯物等が当たって扉が開かないようにということなのか、ロックがかかる機種が多くなっています。

閉じ込め事故を受けて改良がされた洗濯機もあるようですが、この2点からドラム式洗濯機は事故が起こりやすいようです。

また、スタイリッシュなドラム式のデザインは子供の興味を惹きつける要素があるのでこうした点も影響しているかもしれません。

朝日新聞のYOUTUBEチャンネルによると中に入った子供が洗濯機の扉を押したところ、壁に当たった反動で扉が戻ってきて閉まってしまったようです。

洗濯機に閉じ込められても助かったケースがあるようですが、危険なことに変わりはありません。

防止策としてはどんな方法があるのか

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防止策としてはどんな方法があるのでしょうか。考えてみたいと思います。

扉をロックする

最近ではチャイルドロック機能の付いた洗濯機があります。こうした機能で大人が洗濯機を使うとき以外は扉を開けられないようにします。

軽い力で扉が閉まるものや、勢いよく扉を開けたときの反動で扉が戻ってきて閉まるといったものがあるのでそういった製品は特に注意したいですね。

近くに踏み台になる物を置かない

洗濯カゴや踏み台などを近くに置かないことで洗濯機の中に入りにくくなります。ある程度子供が大きくなるとたいして効果はありませんが、気に留めておきましょう。

大きなゴムバンド等で扉を固定し開かないようにする

ゴムバンドで開閉できないように扉を固定するという意見もありました。ただし逆にゴムバンドが子供の遊び道具になってしまうこともありそうですが・・・

ベビーゲートで行動を制限する

こちらも小さい子限定ですがベビーゲートを設置して洗濯機に近づかせないことで予防策となるかもしれません。生活に支障がなければ補助錠を使って洗濯場への扉に鍵をつけることも考えてみてはどうでしょうか。

実際に動いている様子を見せて危険性を教える?

小学校低学年ぐらいになれば、実際に動いている様子を見せたり、内側からドアが開かないことを教えて洗濯機の危険性を伝えるという考え方もあります。

ただし、大人が当たり前だと思っていることでも子供はそうは受け取らないこともあり、必ずしもこの方法が正解というわけでは無いかもしれません。

素直に洗濯機に近づかない子もいれば逆に洗濯機への興味が掻き立てられてしまう子もいるように思います。このあたりは難しいところですね。

縦型洗濯機でも安心ではない

縦型洗濯機では2歳の子供が水の入った洗濯槽の中に落ちて溺死。という事故も起こっています。母親が洗濯途中に目を離した隙に洗濯槽に入ってしまったようです。

インドでは3歳の双子が水を溜めていた洗濯槽に落ちて溺死する事故が起こるなど縦型洗濯機だから大丈夫というわけではありません。

子供が中を覗き込まないよう踏み台となるようなものを周囲に置かないなどの対策が必要でしょう。

また、最近の洗濯機は脱水時はフタが開かないようになっていますが、古い機種を使っている場合は手の巻き込みにも注意したいですね。

子供は大人の予測のつかない行動ばかり

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よく言われることではありますが、子供は大人の予測の付かない行動をすることが多々あります。大人の感覚からすると「そんなことするわけが無い」ということでも子供はけっこうやってしまったりしますよね。

行動の予測はつきませんが、常に「子供は大人と違う行動をする」ということを意識しておくだけでも意味はあるかもしれません。

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