MOOSOOのキャニスター型サイクロンMS159を写真たくさんで紹介!
今回レビューするのはMOOSOO MS159。有線のキャニスター型サイクロン掃除機です。1万円以下で買える非常に安い掃除機ですが、性能のほうはというと・・・
消費電力 | 650W |
集じん容量 | 2L |
コード長 | 4.5m |
真空度 | 11000~16000Pa |
運転音 | 56dB |
有線式ですが真空度は16000Paとコードレス掃除機とそんなに変わらない数値です。この他スペック上で気づいた点はサイクロン式ながらダストボックスの容量が2Lと大容量なこと。少々ゴミを溜めても大丈夫な容量です。
それでは早速レビューしていきましょう。
開封

こちらがMS159の箱。白色ベースの箱に掃除機の写真が印刷されています。
箱は思ったよりも大きめ。


こちらが内容物一覧。
本体、ホース、延長管、ヘッド、すき間ノズル、ソフトブラシ、説明書、保証カード、交換用フィルター2種(合計3個)といった内容です。

フィルターは本体にもセットされているのですが、交換用にダストボックスに取り付けるフィルターが2個、排気口のフィルターが1個付属しているのはありがたいですね。
ちなみにダストボックスに取り付けるフィルターは別途売られていたりもします。

説明書はやや日本語に不自由なところがありますが、そんなに難しい操作も無いのでなんとかなります。

LINE登録をすることで1年保証をゲットできるそうです。
本体

本体を見たはじめの印象は「けっこうごっつい」です。
素人採寸ですがサイズを測ってみたら幅38cm、高さ26cm、奥行き28cmぐらいでした。やっぱりけっこうでっかいです。
説明書にサイズが載っていました。幅38.3cm、高さ27.5cm、奥行き28.5cmとのこと。

消費電力は650Wのようです。

操作ボタンは全て本体に集約されています。持ち手の部分には無いのでご注意を。
吸引力はダイヤルを回して調整する方式です。ちょっと珍しいかも。

本体中央にはインジケータがあります。吸い込み時に負荷がかかると赤く点灯するのでダストボックスがいっぱいになったことを教えてくれるインジケータでしょう。

本体後方には排気フィルターが搭載されています。

本体左右。タイヤにMOOSOOのロゴが見られます。
ダストボックス

2L集じんできるとあってダストボックスも大きめです。

本体のモーターへと続く部分にはフィルターがありません。

ボタンを押すとダストボックスの底が開いてゴミ捨てができます。

ダストボックスを開けると何やら黒色のパーツが搭載されています。

このパーツで大きめのゴミを分離し、細かいゴミがフィルター方向へ流れる構造のようです。

ダストボックスの後方はフィルターが搭載されています。黒色のスポンジフィルターとプリーツ状のHEPAフィルター。
ダストボックス後方には出っ張りがあってフィルターを取り付けると引っ込むようになっています。フィルターを取り付けずにダストボックスを本体にセットしてしまわないようにとの配慮のようです。
ヘッド・回転ブラシが無い

この掃除機はヘッドに回転ブラシが搭載されていません。
幅は約26cm弱といったところ。

青いペダルを踏むことでブラシの出し入れができるようになっています。
ブラシはじゅうたんとかに使うのかと思ったら硬い床のみに使ってくださいとのこと。確かにマットに使ってみると引っ掛かりやすい感じでした。

ヘッドの稼動範囲はあんまり広くありません。ま、安いので仕方がないでしょう。
延長管

延長管は伸縮可能で約46.5cmから約76.5cmの間で伸縮できます。金属製ですが電気配線が無いせいか軽く感じます。
ホース・操作パネルが無い

ホースは多くの掃除機で搭載されているであろう操作パネルがありません。コスト削減のために電源操作は本体で行うようになっています。
唯一搭載されているのが持ち手部分のエアバルブ。ここを開け閉めすることで吸引力の調整をします。「マットを掃除しようと思ったらヘッドが張り付いて動かない」なんてときにバルブを開けて吸引力を弱めます。

組み立ててみる

ホースと本体の接続は挿し込んで捻る方式ですが他は挿し込むだけという単純構造です。
挿し込むだけなので使っているうちに少し向きがずれることもあります。


ヘッドには本体に引っ掛けるためのでっぱりがあります。

本体の後方に引っ掛けるのであんまりコンパクト感がありません。日本メーカーのように

こんなふうに掛けられるようにしてほしかったです。
各部の重さ

本体は大きいし重さもあります。

ヘッドはとても軽いです。



本体は重いですが、ホース・延長管・ヘッドは電気配線が無い分とても軽いです。
実際に使ってみる
重曹を吸わせるなどして実際に使ってみました。
操作性の面では本体に電源があるのでモードを変えるときに本体側に手を伸ばすというのが面倒です。ずっと同じモードで掃除をするならばそんなに気にすることでも無いのかもしれませんが、これまで1万円以上などある程度の価格の掃除機を使っていた人からすると手元で電源のオンオフが出来ないのはストレスを感じます。慣れるまでに少し時間がかかるでしょう。
ジョイントマットに重曹を撒いて吸わせてみた感じは特に問題ありません。壁際も何度かヘッドを当てることで重曹を取り切ることができました。
フローリング上に糸くず、小さく切った消しゴム、シュレッダーにかけた紙、重曹を撒いて吸わせてみた感じですが、消しゴムや紙は前方に押し出してしまうもののヘッドを上からかぶせることで吸うことができました。
また、回転ブラシが無いということで糸くずが絡みにくいというメリットを発見できました。溝に入った重曹の取れ具合もまずまず。
フローリングなど床面が硬いときはヘッドのブラシを出しておいたほうが良いかも。
マットに重曹20gを撒いて吸わせてみたところ低速で14g、高速で15g(高速はハードフロアのみに使用してくださいと説明書に書かれているけど試した)を吸うことができました。ヘッドはブラシを引っ込めた状態で試してます。
低速と高速でそこまで差がありません。有線の掃除機ならもう少し吸えて欲しいところですが回転ブラシを搭載していなので重曹をうまく掻き出せないのかもしれません。
畳マット上は特に問題なし。
付属品のソフトブラシですが稼動域があってブラシが動くものの固定はできません。ただし軽いので、同様に軽量のホースや延長管と組み合わせて使うと高いところの掃除が楽そうです。
取り回しやお手入れなど
取り回しですが、やっぱり安い掃除機ということでそんなに良くありません。ただし、何度も言っているようにホースからヘッドまでは軽いのでその点はメリットでもあります。
進入角が斜めになりますが、棚の下にもヘッドが入るのは格安掃除機としてはまずまず。
ダストボックスのお手入れに関してですが、サイクロンとはいっても格安掃除機なのでフィルター部分にバンバン重曹が到達し、黒色のスポンジフィルターにもHEPAフィルターにも重曹がかなり付いていました。
分離性能は値段なりと心得ておきましょう。
プリーツ状のHEPAフィルターは使っているうちに溝のところにホコリが溜まってくると思われます。
集じん容量は2Lと多いのでダストボックス内は広々とした感があります。
排気口のフィルターですが、さすがに今回の検証程度ではゴミが溜まっている様子はありませんでした。ダストボックスのフィルターよりも長く使えるでしょう。
音はわりと静かなほうだと思います。低速にすると掃除機としてはかなり静かな部類だと思います。
MOOSOO MS159のおすすめポイントマイナスポイント
おすすめポイント
- 集じん容量が2Lと大きい
- ヘッドや延長管が軽い
- ヘッドに回転ブラシが無いので糸や髪の毛が絡みにくい
マイナスポイント
- 本体が大きくて重い
- 持ち手の部分に操作パネルが無い(本体にしか電源ボタンが無い)
- ヘッドは回転ブラシが無いのでじゅうたんには不向き
- サイクロンの分離性能は値段なり(HEPAフィルターにゴミが到達しやすい)
この掃除機は安い。とにかくそれに尽きると思います。価格を安くするために持ち手に操作パネルが無く、ヘッドにも回転ブラシがありません。それによって軽いというメリットも生まれていますがやはり操作の不便さも出てきます。
ダストボックスも容量はありますが、分離性能は値段なり。
フローリングは問題なく仕えそうなのでデメリットの部分をいかに割り切って使えるかがポイントでしょう。
価格的には8000円ぐらいだったらちょっと手を出しにくいです。もう少し出せば機能性の高いモデルも視野に入りますし。
ときどきセールでクーポンが配布されているので、クーポンを利用して6000円以下で買えるようならば検討すべきモデルだと思います。
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