マキタ 18Vカプセル式コードレス CL181FDRFを写真と動画でレビュー!どこがおすすめなの?
マキタの掃除機といえば、一世を風靡したCL107FDSHWが有名どころです。価格と軽さ、そして充電器の性能といった面で人気になりました。CL107FDSHWレビュー記事はこちら。
ただ、使ってみてやや吸引力が弱いなと感じたのも事実。
今回はマキタの別機種CL181FDRFを入手してレビューをしてみることにしました。
CL181FDRFの性能
マキタのCL181FDFですが、電圧がCL107FDSHWの10.8Vに対して18Vあるので吸引力の違いに期待が高まります。
少しスペックをまとめてみたいと思います。
CL181FDF | CL107FDSHW | |
吸込み仕事率 | (高機能フィルタ) 強:37/標準:10 | パワフル:32 強:20 標準:5(ダストバッグ使用時) |
集じん容量 | 650ml | ダストバッグ:500ml 紙パック:330ml |
バッテリ | Li-ionバッテリ 直流18V-3.0Ah | リチウムイオン 直流10.8V-1.5Ah充電時間約22分 |
バッテリ時間 | 強:約20分 標準:約40分 | パワフル:約10分 強:12分 標準:約25分 |
付属品 | 高機能フィルタ・ノズル・ストレートパイプ・サッシ(すきま)ノズル | 抗菌パック10枚・ダストバッグ ・ノズル・ストレートパイプ・すきまノズル |
質量(バッテリ含む/ ノズル・パイプ除く) | 1.4kg | 1.1kg |
ご覧のようにバッテリーのおかげで重さは増加したものの吸込み仕事率、使用時間ともに性能アップしています。
また集じんは紙パック式では無くカプセル式なので容量も少し大きめです。
CL181FDRFの構成について
CL181FDRFですが、掃除機自体がこのCL181FDRFという名称ではありません。
- 掃除機本体 CL181FDZ
- バッテリー BL1830B
- 充電器 DC18RF
とそれぞれに型番があり、この3つがセットになったものがCL181FDRFです(最後にWが付いたら色が白)。
今回はCL181FDZにバッテリーと充電器が別途付属したものを購入してみました。
CL181FDRFレビュー
まず掃除機本体の箱を開封していきます。
本体、パイプ、ノズル、説明書と非常にシンプルな構成。いかにもマキタって感じです。
本体 CL181FDZ
本体の左右写真です。
上下の写真。ハンドル部分に電源スイッチが配置されています。
本体下側後部にはバッテリー接続部があります。
操作ボタンも2つとシンプル。HIGH/LOW切り替えボタンとOFFボタン。
HIGH/LOWを押すとHIGHモードで起動、もう一度押すとLOWモード。
OFFボタンで電源オフです。
どれほど効果があるかはわかりませんがLEDライトも搭載されています。
カプセル内部
ゴミが溜まるカプセルの部分を外すと、高機能フィルタといわれるフィルタが出てきます。
カプセル側はこんな感じ。
高機能フィルタを外すとこのようになっています。白いプラスチックの枠は外れません。
高機能フィルタにはでっぱりがあるので回転させて本体の溝に収まるようにして固定します。
奥に入っているスポンジフィルター。プラスチックの枠の間から取り出します。
ノズル(ヘッド)
ヘッドの幅は22cmほど、回転ブラシは搭載されておらず、非常に軽いです。
国内の家電メーカーのように特別な機構は無く、とにかくシンプルで軽いといった印象です。
パイプ
パイプもいたってシンプル。すき間ノズルをセットすることができます。
充電器 DC18RF 圧倒的な充電速度
工具を製造しているマキタとあって、充電器も高性能です。
付属のバッテリーBL1830Bを充電するのに最短だとわずか22分!
他のメーカーのコードレスクリーナーだと速くても1時間半かかるのに対して22分というのは圧倒的です。
充電の様子も細かく教えてくれます。
冷却ファンの音がけっこう大きいですが、この高性能なら納得です。
前面にはUSBポート搭載でUSB機器の充電も可能(充電する機器は事前にバックアップを取るよう注意書きあり)。
コンセントは抜いた状態、バッテリーは挿した状態でスマホの充電を試みましたが反応が無いのでバッテリーから充電することはできないようです。
コンセントにプラグを挿している時のみ機能する模様。
充電完了音いろいろ
充電完了音を切り替えることができます。音を動画に撮ってみました。
バッテリー BL1830B
バッテリーには端子部を保護するカバーが付属しています。このへんも工具を作っているマキタらしいところです。
びっくりしたのはバッテリー自体に残量を確認するボタンが搭載されていること。
ボタンを押すとバッテリーの残量が4段階のランプで表示されます。これでバッテリーを複数使いまわす場合やバッテリーを保存していて久々に使うときに便利そう!
スティックタイプとハンディタイプ
パイプの有無でスティックタイプとハンディタイプになります。
各部の重量
本体はバッテリー無しで880g
バッテリーを含めると1490g。カタログスペックよりも90gほど重いです。
それぞれの付属品の重さです。特別な機能は無い分とても軽いです。
バッテリーはけっこうずっしりです。
バッテリーが重いので使うときに重く感じるかなあと思っていましたが、多少下にひっぱられる感はあるものの予想していたよりも軽く感じました。問題無さそう。
実際に使ってみる!
実際に使ってみました!小麦粉や重曹を吸わせてみたのですが、やはり電圧が18Vということでパワーを感じます。
回転ブラシが無いのでそんなにゴミが取れないだろうと思っていましたが思いのほか吸えます!
HIGHモードで吸引してみたところ、ジョイントマット上はやや取り残しがあったものの畳マットの小麦粉も問題無く吸うことができました。 CL107FDSHWにくらべても明らかにこちらが上です。
回転ブラシが無いのはデメリットではありますが、ベッドが軽い、ゴミが絡みにくいというメリットも感じます。
マットの上に重曹を撒いて何g吸えるか検証してみたところ、HIGHモードでは17g吸引できるなど良好でした。LOWモードだと10gしか取れませんでしたが。
HIGHモードでも20分使えるのでHIGHモードメインで使っていくのが良さそうです。
ヘッド周りは機能が無い分軽くて小さいので取り回し良好です。
ストラップで壁掛け
そのまま壁に立てかけると安定感が無いのですぐに倒れますが、ストラップをフックにかけることで立て掛けて保管することができます。
宙ぶらりんにするとストラップがけっこう引っ張られるのでヘッドは床に着いた状態が良いと思います。
使用後の様子
カプセルの内部は小麦粉がけっこう付いています。
高機能フィルタは外側にたくさん小麦粉が付いていますが内側は特に汚れていません。
小麦粉がけっこう付いていますがどちらも水洗いができるのでそこまで問題ではありません。
本体側は水洗いすることができないのでブラシでゴミを落としたり、布で拭いたりといったことが必要になってきます。
ここだけはちょっとお手入れがめんどくさそう。
お手入れについて
お手入れですが、高機能フィルタとカプセルは水洗いが可能なので楽です(高機能フィルタは説明書には石けん水でもみ洗いするよう書かれています)。
高機能フィルタの乾燥がカギですが意外と速く乾燥します。6~8時間ぐらいで水気を感じなくなりました。ただし、乾かないうちに使ってしまうと故障や悪臭の原因になるのでもうちょっと完璧に乾かしたほうがいいかも。
本体側は先ほども書いたように水洗いができないので、ブラシでゴミを落としたり拭いたりしてお手入れするようになります。
CL181FDRF総評
CL181FDRFのメリット
- バッテリーのずっしり感はあるものの本体が軽く取り回し良好
- ヘッドは回転ブラシが無いのでゴミが絡まりにくい
- カプセルと高機能フィルタは水洗い可能
- 充電がハンパ無く速く最短22分
- バッテリーは他のマキタ製品でも使える
- 人気の CL107FDSHWよりも吸引力が高い
CL181FDRFのデメリット
- 工具を作っているマキタの製品だけあってシンプルで特別な機能が無い
- 回転ブラシが無いのでじゅうたんなどからゴミを掻き出すには不向き
- 本体部分にも細かいゴミが付くが水洗いは不可
- CL107FDSHWよりも価格が高くなる
ちょっとゴミを吸うだけだったらCL107FDSHWでも良いですが、同じマキタ製品で性能も求めるならCL181FDRFのほうがおすすめです。
バッテリーの電圧が CL107FDSHWは10.8V、CL181FDRFが18VなのですがCL181FDRFのほうが圧倒的に吸引力がある感じです!
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