家電用語集
とりあえず思い付きで作った用語集です。気が向いたら用語を追加するかもしれません。
アルファベット
APF
エアコンのエネルギー効率を表す数字で、この数値が高いほど省エネ性が高いと言えます。
1年間で必要な冷房能力の総和を期間消費電力量で割った数値がAPFです。とりあえず、この数値が大きければ省エネ性が高いと言えますが、きちんと同じ畳数のモデルで比較したほうがよいでしょう。
DCモーター
直流のモーター。最近扇風機で注目されている。これまで採用されていたACモーターにくらべて少ない電力で制御ができるので省エネ性が高くなっています。ただし購入時の価格はACモータータイプにくらべて高め。
HEMS
home energy management systemの頭文字をとったもの。その名の通り家庭でのエネルギーの管理システム。ソーラーパネル発電、蓄電池の管理を行い効率的な運用をするためのもの。導入コストが高いのがネック。
HEPAフィルター
空気清浄機で用いられる。これまでのフィルターよりも高性能なフィルター。煙草の煙を試験対象として1回フィルターを通過させた際に集塵率99.97%以上をクリアしたフィルター。
IH式炊飯器
電磁力を使うことによって釜全体を熱し、ムラなくお米を炊ける炊飯器。従来のヒーター熱であたためるマイコン式炊飯器よりもやはりお値段は高め。
PM2.5
直径が2.5μm(マイクロメートル)以下の粒子。気管支や肺に入り込んで気管支炎や喘息を引き起こすといわれている物質。空気清浄機やエアコンでこの粒子に対応を謳ったものが多数登場している。最近ではこれより粒子小さいPM0.5の危険性も叫ばれている。
あ行
圧力式炊飯器
釜の内部の圧力を高めることでお米のうまみを引き出す炊飯器。固めの素材、玄米などを炊くときにより力を発揮する。やはりマイコン式炊飯器にくらべてお値段は高め。
ウォーターオーブン
高温の水蒸気を発生させて、その水蒸気の力で調理をするオーブン。余計な脂肪分や塩分が落ちるのがメリット。レンジの熱も使って調理するスチームオーブンとは別物。
エアータービンヘッド
モーターを装備していない掃除機のヘッド。エアー式ヘッドとも。吸込む力だけで回転させるのでカーペットやじゅうたんではやや力不足を感じるが、モーターを搭載していないのでその分価格は安め。
か行
加湿空気清浄機
加湿もできるタイプの空気清浄機。大手メーカーの清浄機はこのタイプが多い。加湿ができるが、給水タンクや加湿フィルターといったメンテナンスの手間は増える。
加熱方式
加湿をする方法の種類で主に4タイプがある。
フィルターに水を含ませて温風を当てるハイブリッド式。
ヒーターで水を沸騰させて加湿するスチームファン式。
フィルターに水を含ませて送風で加湿する気化式。
超音波で振動を水に与えて霧状にして加湿する超音波式。
の4タイプ。
加熱水蒸気
100℃以上という高温にした水蒸気。最近の高機能なオーブンにはこの加熱水蒸気を出す機能が搭載されている物が多い。
期間消費電力量
エアコンの消費電力を示す際に用いられる数値。おおまかにいうと、1年間でどれくらいの電力を使うかを表している。期間消費電力量x22円で年間の電気代の大まかな数値が算出できる。
急速冷凍
冷蔵庫にの冷凍機能で、食材を30分から1時間ぐらいで急速に冷凍する方法。急速に冷凍するので食品のうま味や鮮度が失われにくい。
光色(こうしょく)
白熱灯や蛍光灯など、光を発する物の光の色のこと。蛍光灯には昼光色、昼白色、電球色などがある。LEDライトの登場で光色が切り替えられるようになった。
庫内カメラ
冷蔵庫の内部に搭載されたカメラ。スマートフォンなどから冷蔵庫内の様子を確認できる。庫内に何があるか確認するなどの用途に使える。
コンシェルジュ家電
音声や文字で操作方法やエラー内容を教えてくれる家電。省エネに役立つ機能や、生活パターンから使い方をアドバイスをしてくれる家電も。エアコンや、冷蔵庫、洗濯機などいろんな家電に搭載されるようになってきている。
コンパクトサイクロン
本体の重量が3kgから4kgという軽量のサイクロン掃除機。 メーカーの最上位機にくらべると若干排気のきれいさや静音性は劣るがコンパクトで持ち運びしやすいのがメリット。
コンプレッサー
一言で言えば空気を圧縮する機械。空気を圧縮すると温度が変わるという性質を利用して、エアコンや冷蔵庫などの家電に使われている。洗濯機の乾燥機能などにも。このコンプレッサーの性能が省エネに大きく関わる。
さ行
サーキュレーション機能
エアコンに搭載されている、空気を循環させて冷暖房の効率化を図るための機能。温度のムラが亜減るので省エネ性が期待できる。
サイクロン式掃除機
遠心分離によってゴミと空気を分離させるタイプの掃除機。紙パック式にくらべて吸引力が落ちにくいがゴミ捨ての頻度は高くなる。
再熱除湿
外の空気を冷やして除湿をしたあと室内の温度を下げないように再度暖めなおす除湿方式。これまでの除湿は温度が下がっていたが、この方式によって寒くならずに湿度を下げることができる。
自走式ヘッド
掃除機のヘッドの方式のひとつ、モーター式のヘッドは重いので動きを助ける為に自走機能が加えられたヘッド。
自動おそうじ
家電側で自動的に掃除をしてくれる機能、エアコンのフィルターを掃除してくれる機能などが有名だが、過信は禁物。たまには人間の手によるお手入れも必要。洗濯機の洗濯槽を掃除してくれる機能なども。
省エネ基準達成率
電化製品の 省エネ性をチェックする際のひとつの基準。目的となる数値が家電やタイプによって設定されており、どくらい達成できているのかを示している。
蒸気レス
炊飯器に搭載された画期的な機能。炊飯器なのに蒸気が出ない(厳密に言うと少しだけ出ているが。)。蒸気の排気をあまり気にせずに炊飯器を設置できるのがメリット。
新冷媒R32
エアコンに用いられる冷媒で、従来のR410Aとくらべると温暖化係数が約3分の1となっている。エネルギー効率が良い、従来の機器を変更せずに使用できるといったメリットもあることから導入するメーカーが多くなってきている。
吸込仕事率
掃除機の吸引力を測る数値のひとつ。~Wといった形で表記される。パワーがどのくらいあるかは分かるが、実際にどのくらいゴミを吸込めるかを現した数値では無い。テストの際もヘッドを取り外して計測しているようで、単純に数値が大きいからと言って掃除能力が高いとは言えない。
ストリーマ放電
電気を放電することで高速分子を生成し、ダニやカビ、アレル物質などを除去する技術。ダイキンの空気清浄機などに搭載されている。
寸法規定、寸法フリー
壁掛けタイプのエアコンで冷房能力4.0kW以下の物に対する寸法の規定。室内機の寸法が幅800mm高さが295mm以下を寸法規定、それより大きいものが寸法フリー。寸法フリーのエアコンは熱交換器の大きさに制限が無いので省エネ性が高いことが多い。
た行
低温暖房能力
より寒い環境での暖房能力を示した数値。数値が大きいほど能力が高い。
外気温2℃、室温20℃の時の暖房能力を示している。
定格内容積
冷蔵庫の収納容量を示す数値。棚やケースは計算から除かれ、冷気の循環スペースは計算に含んで算出されるので実際に食品を収納できる容量とは異なる。
適応床面積
どのくらいの範囲で空気をきれいにできるかを表したもの。空気清浄機の清浄範囲を表す際に用いられる。 基準はたばこ5本分の煙に含まれる微粒子を30分で清浄できる広さ。
な行
ナノイー
パナソニックの家電に搭載されている。空気中の水分を集めて作られた微粒子のイオンを使ってカビやニオイ、アレル物質を抑制する。効果の程は人によって感じ方が様々。
年間消費電力量
電化製品を実使用に近い条件で1年間使用した際の消費電力の数値。kWhで表される。小さいほど電気代が安い。
ノンフライヤー
油を使わずにいろんな揚げ物を調理できる家電。熱風を循環させることによって食材を調理する。
余計な油がつかないのがメリット。
は行
ヒートポンプ式
洗濯機の乾燥方式のひとつ。コンプレッサーで冷媒を圧縮した際の廃熱を利用しているのでヒーター式にくらべて省エネ性が高い。乾燥時の温度が60~70℃なので衣類が傷みにくいというメリットもある。
プラズマクラスター
シャープの家電に搭載されている機能。プラスイオンとマイナスイオンをプラズマ放電で放出することでアレル物質やカビ菌を分解除去することができるといわれている。効果はナノイー同様にに人によりけり。
フレンチドア
観音開きになっている冷蔵庫のドア。500L以上の冷蔵庫はこのタイプのドアがほとんど。どちらからでも開くことができるのがメリットだが、収納スペースがやや少ない、といったデメリットがある。冷蔵庫の前のスペースが狭い場合は使いやすいかも。
ら行
ルーメン
蛍光灯などの照明機器の光の量を表す数値。従来はWが用いられていたがこちらで表記されるようになってきている。
レンジグリル
電子レンジとグリルの加熱を連続して行う加熱方法。電子レンジのすばやくあたためられるというメリットとグリルのカラッと仕上がるというメリットを合わせることで素早くおいしく調理することを目的としている。
ロボット掃除機
自分で動いて部屋の掃除をしてくれる掃除機。電源を入れると自分で動いて掃除し、ホームベースに戻って充電をしてくれる。ほかの家事を行いながら掃除ができるので発売当初は話題になった。部屋の角など掃除しきれない場所もあるので人の手は必要。