モダンデコの水拭き可能なロボット掃除機SUNRIZE PASEO bl01をレビュー
今回はモダンデコさんからご提供いただいた水拭き対応のロボット掃除機 SUNRIZE bl01をレビューしてみたいと思います。
モダンデコさんは広島に本社を構える会社で、中国に工場を持つことでお手ごろ価格の家具やインテリアを販売しています。
ロボット掃除機は自社製造なのかはわかりませんが、2万円以下で水拭き機能を備えており非常にコスパの良さそうなモデルです。まずはスペックを確認してみます。
SUNRIZE bl01のスペック
まずサイズですが、幅と奥行きが33.4cmで高さが7.7cmです。最近見かけるコンパクトタイプのロボット掃除機とくらべると大きい感じはありますが、特に可も無く不可も無くといった感じのサイズだと思います。
高さは7.7cmとコンパクト。高さの無いベッドの下などの掃除にも活躍してくれそうです(うちはベッドの下に入り込むスペースないけど・・・)。
この他のスペックは
吸引力 | 最大1100Pa |
稼動面積 | 74㎡ |
稼働時間 | 最長120分 |
充電時間 | 約5時間 |
ダストボックス容量 | 220ml |
水タンク容量 | 230ml |
その他 | タイマー機能 充電台に自動帰還 落下防止センサー 水拭き可能 |
となっています。
稼動面積は74㎡。畳にすると40畳ぐらいでしょうか。吸引力は掃除機と比べるとかなり低いですがロボット掃除機なのでこんなものだと思います。
稼働時間は120分もあれば個人的には十分。充電時間もまあそんなに頻繁に動かすわけではないので問題無いと思います。
ダストボックス容量と水タンク容量は・・・まあよっぽど広範囲を掃除したりとか、ゴミ捨てを忘れていたとかそんなことが無ければこちらも問題無い容量だと思います。
この他は30分単位のタイマーで指定の時間にお掃除させたり、電池が無くなりそうだったら充電台に自動帰還したり、落下防止センサーがあったりと基本的なところを抑えている感じ。
水拭き機能も備えています。
SUNRIZE開封
到着した箱がこちら。一見ぼろぼろの箱ですが・・・
中にはキレイな箱が入っています。梱包を二重にしてくれるてるのはさすが。気持ちよく開封できます。
きちんと梱包されてます。
こちらが内容物。本体、サイドブラシ4つ、充電台、ACアダプター、モップ布2枚、お手入れ用ブラシ、HEPAフィルター2つ(1つは本体のダストボックスにセットされている)、説明書。あと写真を撮り忘れましたがリモコンも付属します。
サイドブラシは2つ取り付けるので残りの2つは予備。モップ布も1枚が予備。HEPAフィルターも使用するのは1つなのでもう1つは予備と予備パーツが充実しています。
ただ、これら予備パーツの個別販売ページが見当たりません。ちょっと問い合わせてみたいと思います。
予備パーツについて問い合わせた結果
予備のパーツについてお店に問い合わせてみました。その結果
「1梱包毎の在庫管理を行っている関係上、基本的にはパーツ単位でのご提供を行っていない。」「交換パーツを使い切った際には、お店へお問い合わせ、余剰在庫が存在していれば対応することが可能な場合もある。」
ということでした。予備のパーツが入手可能かどうかはその時々によるみたいです。確実性は無いですね・・・まあサイドブラシも拭きモップもHEPAフィルターもそんなにすぐに駄目になるということも無いでしょうが。
説明書はイラストが多様されていてわかりやすいです。
本体
本体は見ての通り丸型タイプ。本体上部のボタンはデジタルタッチパネル式で凹凸が無くデザイン性もなかなかです。
裏側は2つのサイドブラシを装着するようになっています。車輪は3つ、このほか落下防止センサー、充電台との接点、回転ブラシなどが配置されています。裏側後方の水タンクの部分にはマジックテープが付いていてモップ布を簡単に取り付けることができます。
本体側面前方。バンパーになっていて壁等に当たると少しへっこみます。傷防止のゴムも取り付けられています。
側面横。ACアダプターのプラグ差込口と電源スイッチがあります。充電台が無くても直接充電ができます。あとここの電源スイッチはオンにするとオフにすることはあんまりなさそう。
充電台で充電するときもそうですが電源スイッチをオンにしてから充電します。
ダストボックスと水タンク
ダストボックスは本体後方に配置されています。ツマミがあるので押さえながら引くことで取り外しができます。
ダストボックスは水拭きに使用する水タンクと一体化しています。
ダストボックスは取っ手が付いていて上に引き上げることで取り外し可能。
蓋をパカと開けると中にはフィルターが。ヒダ状になったHEPAフィルターと細かいメッシュのフィルターがセットになっています。
黒いフレームのフィルターで大きめのゴミを分離、通過してしまったゴミは白いHEPAフィルターで受け止める構造になっています。HEPAフィルターのヒダの部分はそんなに深くないのでゴミが詰まっても付属のブラシでわりと簡単に掻き出せそうです。
ちなみにダストボックスの他のパーツは水洗いできますが、HEPAフィルターだけ水洗い不可です。
ブラシはどこかに格納されているというわけではなく、単独で付属します。無くさないよう注意。
水タンクは端っこにゴムの蓋が付いているのでこれを外して注水します。とりあえず家にあったカップから注水しましたが、別に蛇口から直接吸水したって良いです。
モップ布はまあ良くある感じの布です。2枚あるので水拭きようと乾拭き用にするも良し、交換用にするもよし。
取り付け部分がマジックテープになっているので簡単着脱可能。
水タンクは水が染み出てくる部分があって使っているうちに勝手にモップが湿ってきます。
充電台
充電台はごく普通といった感じ。
肉眼だと見えないのですが写真や動画を撮ると紫色の光が見えます。本体にも紫色の光が見えて、どうもこれがセンサーみたいです。
充電スタンドの周囲は前方2m、左右1mのスペースを確保するよう説明書に書かれていますが、左右30cmぐらいでも一応充電スタンドに戻ることができました。責任は取れないので説明書どおりのスペースを確保したほうが良いと思います。
本体かリモコンのCHARGEボタンを押すと、しばらく周囲を掃除したあと充電スタンドに戻って充電がはじまります。
充電中は本体の液晶部分に「1」「11」「11:」「11:1」「11:11」みたいな感じで1の数字が左から右へ広がっていきます。充電完了でFULLの表示に。
リモコン
リモコンも付属し、
- SETTING・・・30分単位で掃除時間をタイマー設定
- CHRGE・・・充電台へ戻る
- MODE・・・運転モードの切り替え
- TIME・・・現在時刻設定
- POWERFUL・・・運転の強さ変更
- 上下左右の矢印・・・前後左右の方向転換
といった動作を行うことができます。
モードについてはMODEボタンを押すたびに切り替わり、4つのモードがあります。
自動走行モードについてですが・・・
このような動きを繰り返すようです。
また、MODEがリモコンに表示されていないときはランダム走行となります。
POWERFULを押すと吸引力が高まりますが、まあ少し吸引力がアップしたかなぐらいの感じなので動かすときはどっちでも良い気がします。掃除する範囲が70㎡とか広範囲ならPOWERFULにしないほうが良いかも。
実際に使ってみる
いよいよ実際の使用です。操作方法は本体からのタイマー予約が少しめんどくさいかなってぐらいで他はなんとなく操作できます。
吸引力チェックはモップ布を付けていない状態で行いました。重曹を撒いて掃除してみたいところ、1回では完全に取りきれませんでしたが数回往復することでだいたい取りきれました。勝手に掃除してくれるロボット掃除機の特性を考えると特に問題無いと思います。
糸くず、小さく切った消しゴム、シュレッダーにかけた紙を吸わせてみたところ、糸くずは回転ブラシに絡まりがち、消しゴムは問題なく吸引可能、紙は少し弾くものがあり吸ったものは回転ブラシに絡まりやすいといった感じでした。
小さく切った消しゴムみたいな粒状のものは大丈夫そうです。
家の中のいろんな場所に重曹を撒いてランダムモードで掃除をさせてみたところ。30~40分ほどで充電スタンドに戻ってきました(他の日に稼動させたところ2時間ぐらい稼動していたときもあった)。
壁際の重曹は隅の寄せてしまい取れなくなっているものもありましたが、意外と検討している印象。また、本体がぎりぎり通れる場所に撒いた重曹は吸えていなかったので、少し余裕を持って通れる場所しか掃除ができないようです。
フローリングの溝はもうちっと頑張って欲しかったですが微妙に重曹が残っていました。玄関の段差は壁際に重曹が残っていました。落下防止センサーですぐに方向転換するので端まで掃除するのが難しいのかもしれません。角の部分は全然取れませんでしたがサイドブラシが届かないのでしょうがない面も。
逆にこれらの場所以外はだいたい掃除できているわけでロボット掃除機としての役割は果たしていると思います。机の脚とかは周囲に通れるスペースがあればきっちり掃除してくれました。
めっちゃ役に立つってわけでもないですが、音声案内機能も搭載しています。
段差乗り越えやマットについて
段差の乗り越えですが0.8cm厚のジョイントマットは余裕で乗り越えました。しかし2枚重ねの1.6cmだと引き返してしまいます。販売ページには1.5cmまで乗り越え可能と書かれていますが、1.2cmの本でもギリギリ乗り越えている感じだったので1.2cmから1.3cm前後が限界のように思います。
落下防止センサーはきちんと機能していて、普通に使っていれば落下するようなことはありません。
マットですが、薄手のものは車輪に巻き込んでしまい止ってしまいます。厚めのマットは乗り越えて掃除してくれますが、何かの拍子に巻き込んでしまったり、ということや本体裏側のマジックテープ部分にくっついてしまったりということもあるので、ある程度動かしてみて「これは大丈夫。」「ここは止まることがある」みたいに家庭ごとの経験をもとに動かすことになるかもしれません。
モップ布をつけっぱなしにしておくとマジックテープにくっつく事故は無くなります。ただしタンクに水が入っているとマットが濡れてしまうのでタンクは空にしておくべきです。
お手入れについて
お手入れですが、ダストボックスは開口部が大きいので、重曹みたいな細かいゴミを吸わせたときはちょっとした拍子にゴミがこぼれてしまうかもしれません。
ゴミ捨て自体は特に難しいところはありません。
メッシュのフィルター部分には埃がよくくっつきますがブラシですぐに落ちます。メッシュ部分は意外とゴミを通過させるのでHEPAフィルターのお手入れも必要ですが、ブラシでわりと簡単にゴミが落ちました。HEPAフィルターは水洗い不可なのがちょっと残念ですが。
本体裏側のお手入れですが、回転ブラシによく髪の毛や糸が引っ掛かっている印象です。もうちょっとなんとかならないのかなというところではありますが、この形状だとしょうがないか。あとはサイドブラシ、車輪の部分に少々髪の毛が付きますのでお手入れが必要です。
回転ブラシに絡まった髪の毛を取り除く以外はそんなに大変でも無いかなといった感じです。
音は、めちゃくちゃうるさいってわけでも無いですが、商品ページの写真みたいにロボット掃除機が動いているすぐ近くで寝ると気になると思います。
ゴミ取れるの?役立ってるの?
その後、外出中にランダムモードで稼動させてみたりしたのですが、家電のコードに引っ掛かって止まっていたということもありながらもかなりのゴミが取れていました。
始めて家中(30㎡も無いけど)を掃除したときのダストボックスの中身が上の写真です。コードレス掃除機で掃除はしているのですが・・・「こんなに髪の毛とか埃が落ちてたんだ(汗」という感じです。さすがに2日目以降はゴミの量が減りましたが活躍してくれている感があります。
水拭き機能はマットを濡らしてしまうので気をつけなければなりませんが、お手ごろ価格帯でここまでできるのは便利です。
モダンデコ SUNRIZE bl01のおすすめポイントマイナスポイント
おすすめポイント
- 水拭きと乾拭きもできる
- お手ごろ価格でも基本的なところを抑えている
- 高さが7.8cmなので高さの無い場所でも掃除できる
- HEPAフィルター・モップ・サイドブラシの予備が付属する
マイナスポイント
- ダストボックスは口が開いたままなのでゴミがこぼれやすいかも
- 回転ブラシに絡まった髪の毛の処理がややめんどう
- 予備のパーツまで駄目になったらお店に問い合わせて余剰在庫があるか確認するしか無い
正直、ロボット掃除機に関してはコードレスクリーナーほどの使用経験が無いので甘めの評価ではありますが、ポイントとしては上記のような感じです。
1万円台後半というロボット掃除機としてはお手ごろの価格帯ながら水拭き乾拭き機能を備えているのでこの点に価値ありだと思います。お手ごろ価格なのでスマホとの連携や家の間取りを把握する機能などはありませんが、落下防止センサーと自動帰還機能を備えているので、便利な機能は抑えている感があります(1万円台後半なら一般的な機能ともいえますが)。
また、部屋の角や壁際は取り残しがありますが、この価格帯なら文句ありません。稼動範囲の埃や髪の毛はきちんと取ってくれますし、ロボット掃除機入門機としても良いかと思います。
モダンデコ ロボット掃除機 SUNRIZE blo1を楽天市場でチェック
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません