GeeMo Cordless Vacuum Cleaner G130口コミレビュー!格安価格が魅力・吸引力も上々
今回レビューする掃除機はGeeMo G130。
楽天市場のJIMO家電専門店さんよりご提供をいただきましたのでレビューしていきます。
GeeMo G130のスペック
まずはスペックから確認してみましょう。
定格電圧 (説明書には定額電圧と記載) | 22.2V |
真空度 | ハイモード 10000Pa 標準 7000Pa |
運転時間 | ハイモード 20分 標準 29分 |
充電時間 | 約2.5時間 |
重量 | 1.55kg |
集じん容量 | 0.8L |
その他ポイント | ヘッドは回転ブラシ無し 延長パイプの伸縮が可能 |
電圧は22.2Vと6000円台のコードレス掃除機にしては高めな気がします。
真空度はハイモードで10000Pa。1万円少々の中華製掃除機と比べると1枚落ちる感は否めませんがさらに安い価格であることを考えるとこんなものでしょうか。
その代わりハイモードでも20分使うことができるのと充電時間が約2時間半と短めなのはメリットです。標準モードだと7000Paで約29分使えます。
重量は販売ページの情報をみると1.55kgとなっていますが、実際に量ってみたら本体、パイプ、ヘッドの合計が1.3kg少々でしたので、
その他注意点としては価格が安いのでヘッドに回転ブラシが付いていないというところです。
GeeMo G130内容物一覧
G130の内容物です。
本体、延長パイプ、ヘッド、すき間ノズル、2in1ブラシ、壁掛けツール、充電アダプター、保証について記載されたカード、説明書が入っていました。
付属のノズルは2つでシンプルめの構成です。
GeeMo G130本体
本体左右の後ろのあたりに排気口が見えますが・・・実は左側の排気口は塞がっていて排気が出てくるのは右側(写真で言うと下側)だけです。
本体上部には電源スイッチとダストボックスを取り外すボタンが配置されています。
ダストボックス部分にはGeeMoのロゴ入り。
本体下側は真ん中あたりに窪みが見えます。これは壁掛けした際に引っかける部分です。
透明な丸い部分が電源ボタン。1度押すと標準モードで電源オン、もう一度押すとハイモード、さらに押すと電源オフです。
隣にある3つのランプは電池の残量を教えてくれます。ランプが点滅をはじめたら残量が少なくなった合図です。
メッキされた銀色の部分はまあ価格を考えれば仕方がありませんが若干安っぽく感じてしまいますね。
本体下側にはラベルが貼られており、電圧などが表記されています。
本体後方の下のあたりにはアダプターの挿し込み口が見えます。充電時はここにプラグを挿し込むと充電がはじまります。
GeeMo G130ダストボックス
本体上部のダストボックス付近にある銀色のボタンを押すと本体とダストボックスを分離できます。
ダストカップとフィルター。
ダストボックス部分はさらにダストカップとフィルターに分離。フィルター部分はつまみもを持って引っ張ると簡単に外れます。
フィルターには黒色のメッシュカバーが巻かれていました。これでフィルターに付着するゴミを軽減する仕様のようです。
プリーツ状のフィルターは説明書にHEPAフィルターとの表記が見られるのでHEPAフィルターが採用されているようです。
掃除機本体は、ダストカップ、メッシュカバー、HEPAフィルター、モーター部分の4つのパーツから構成されています。
ダストカップは特に逆流防止弁が設けられているわけではありませんが、ゴミが入ってくる部分はダストカップ上部なので極端に傾けたりしなければ逆流は無いかもしれません。(ただし、こうした形状でもiRoom RS1など逆流防止弁が付いている機種もあるにはある)
GeeMo G130延長パイプ
延長パイプは伸縮可能タイプで12段階に細かく長さが調整できます。
長さは最小まで縮めた時で43㎝少々、最大まで伸ばした時で69㎝少々でした。
パイプは挿し込むだけの構造で、カチッと固定されたりとかはありません。このへんはコストカットされている感じがします。
GeeMo G130ヘッド
ヘッドは回転ブラシ無しのシンプルな構造。
マットやじゅうたんからゴミをを掻き出すのはあまり期待できなさそうです。その分軽さはありますが。
ヘッドの幅は23㎝弱。ややコンパクトといったところでしょうか。
ヘッドの可動域に関しては前後はそれなりですが他は広く無いので日本の有名メーカーのような動きを期待してはいけません。
ヘッドに関してはAPOSEN H10やA16s、MOOSOO K13などとほぼ同じように思えます。
GeeMo G130付属のノズルは2種類
すき間ノズル
すき間ノズルは何の変哲もない普通のノズルです。
2in1ブラシ
2in1ブラシは必要に応じでブラシ部分を着脱して使用可能。ブラシの上部にあるグレーのボタン(写真上側に見えるグレーのボタン)を押しながら引っ張るとブラシが外れます。
ブラシの毛は硬めなのでデリケートな場所は使わないほうがいいと思います。
ブラシを付けた状態はPC周りのメッシュ状の部分を掃除したりといった用途に、ブラシを取り外した状態はソファなどの掃除に使えそうです。
GeeMo G130アダプター
アダプターも普通の構造。
本体後方の挿し込み口にプラグを挿し込むことで充電がはじまります。
充電中は電源ボタン横のランプが充電状況に応じて点滅します。満充電になるとランプが消灯。
GeeMo G130壁掛けツール
壁掛けツールははじめて見るような構造です。
ネジ留めはしてませんがツールを壁に当てて壁掛けしたような状態にしてみました。
本体を中央にセットして左右にノズルをセットする形式です。
ノズルをセットする部分には問題あり。2in1ブラシをセットしようとすると本体と干渉して物凄く使いづらくなってしまいます。
本体を引っ掛ける部分も小さな出っ張り1つ。
掃除機自体がわりと軽めなので重量的にはこれでも問題無いかもしれませんがやや引っ掛けにくく感じるのと2in1ブラシと干渉するのとで、考えて設計されているようには思えません。
GeeMo G130各部の重量
本体は925gと1kgを切っています。
本体、延長パイプ、ヘッドの合計は1304g。ヘッドに回転ブラシが無いので全体的にも軽くなっています。
GeeMo G130を組み立ててみる
延長パイプを伸縮させて持ちやすい長さに調節できるので使いやすいです。持った感じもわりと軽い。
GeeMo G130開封から内容物・取り回しレビュー
開封から動作チェック等の一連の流れを動画にしてみました。
ヘッドの可動域はそれほど広くありませんが、棚下は引っ掛かることなく奥まで掃除ができることや軽くて移動させやすいところなど意外と見どころがありました。
排気は本体の右側からのみ出てきます。
音は静かでもありませんが、個人的にはまあ特別うるさいという感じでもありませんでした。
GeeMo G130吸引力レビュー
壁際の吸引力検証では、標準モードでも1往復でほとんどの重曹が取れるなど(標準でもハイモードでもヘッドの真ん中に取り残し少々)安い掃除機のわりに健闘している印象でした。
どの掃除機でもだいたいそうですが、ヘッドを壁につけて横にスライドさせると良く取れます。
フローリングに小さく切った消しゴムや紙くずを撒いて吸わせたところ、前方に押し出すことなくほとんど吸うことができたので、ある程度粒が大きなゴミにも対応できそうです。また、ドア際の溝に入った重曹もある程度吸うことができ、ここでも壁際の強さを感じました。ただし、紙くずに関してはダストカップのゴミが入ってくる部分に引っ掛かっていたので、大量に吸わせると詰まりそうです。
マットに重曹20gを撒いてどのぐらい吸えるのか検証してみたところ、標準モードで13g、ハイモードで15gの重曹を吸うことができました。この検証自体がアバウトなところはありますが、回転ブラシの無いヘッドを装備した掃除機としてはかなり健闘している印象を受けました。マットやじゅうたんを掃除する際は回転ブラシを搭載した機種を使うに越したことはありませんが(回転ブラシ搭載といってもモノによるが)、G130でもハイモードにすればそこそこ活躍してくれるかも。
畳マットに重曹と小麦粉を撒いて吸わせてみたところ、重曹はほとんど問題無いものの小麦粉は畳の目に入ったものが完全には取り切れませんでした。ただ、これも回転ブラシが無い機種としては取れているほうではないかと思います。
GeeMo G130お手入れ
ゴミ捨てボタンが搭載されておらず、ゴミ捨て時は一度ダストボックスを取り外す必要があるのでやや面倒です。
内部のフィルターはHEPAフィルターに巻かれたカバーに髪の毛やほこりなどが付着していました。安い掃除機ということもあってサイクロンの分離性能は期待できません。
また、重曹や小麦粉の粉はカバーを通過してHEPAフィルターに到達します。まあこれは他の掃除機でもよく見られる現象です。
HEPAフィルターの裏側(本体と接する部分)はゴミを捨てた拍子に舞う細かな粉が付着します。これも他の掃除機によくみられる現象ですが一応知っておいたほうがいいかもしれません。
ヘッドは回転ブラシが無いのでそれほどお手入れの手間も無いかと思いましたが、粉状のものを吸わせた際に吸い込み口の後方が汚れやすいようです。
ゴミの逆流については、逆流防止弁がありませんがダストボックスの上のほうにゴミの流入口があるのでわりと逆流しにくい構造になっているようです。
集じん容量はMAXラインまでで340ml程度でした。このあたりが実用範囲だと思います。
GeeMo G130のおすすめポイント・マイナスポイント
おすすめポイント
- ヘッドが軽く持ち上げやすい
- 回転ブラシが無いわりにマットのゴミも取れる
- 壁際もなかなか良好
- 棚下もヘッドがわりと入る
- パイプが伸縮可能
- 約2.5時間で充電ができる
マイナスポイント
- ゴミ捨て時はダストボックスを外す必要がある
- ゴミの分離性能は値段なりで高くない
- ヘッドの可動域はそれほど広く無い
- マットでもそこそこ掃除できるが回転ブラシ搭載の高性能機には及ばない
- 真空度は最大10000Paとやや低め
- 安いのでつくりはそれ相応
安い分、回転ブラシが無いなど機能が削られている部分もありますが、そのわりに壁際やマットの吸引など検討している部分も多々あり、値段のわりに見どころの多い機種です。
価格に関してはクーポンを使えば7000円以下で購入できる場合もあり、7000円以下のコードレスの中ではかなりコスパが高い機種だと思われます。
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