Geemo K14口コミレビュー!吸引力にやや不安があるがスタイリッシュな外観が特徴的
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今回は楽天市場のJIMO家電専門店さんよりご提供いただいたGeeMo K14をレビューしていきます。
こちらの掃除機は2021年2月現在、9000円を切る価格で販売されており、価格が安いわりにサイクロン部分のメッシュフィルター内部にもサイクロンコーンが配置されていたり、よくあるダイソンに似せた形状の中華製掃除機とは違い独特の形状をした本体になっていたりと特徴のある掃除機となっています。
どのぐらい使い勝手が違うのか気になるところです。
Geemo K14のスペック
まずはスペックを確認してみましょう。
定格電圧 (説明書には定額電圧と記載) | 22.2V |
真空度 | パワフルモード 14000Pa 標準モード 8000Pa |
運転時間 | パワフルモード 12分 標準モード 25分 |
充電時間 | 約4.5時間 |
重量 | 1.4kg |
集じん容量 | 3.5L |
真空度はパワフルモードで14000Pa。常にパワフルモードで使うのであればメイン機としても使えそうな感じですが、実力のほどはどうなんでしょうか・・・
運転時間はパワフルモードが約12分、標準モードが約25分となっています。1人、2人暮らしなら常にパワフルモードで掃除しても問題無いでしょうが、間取りによってはやや物足りないかもしれません。
充電時間は4.5時間と若干長めです。
重さは1.4kgとの表記がありましたが、実際に量ってみたところ、本体は1335g、パイプが245g、ヘッドが533gで何を指しているのかよくわかりません。
集じん容量は3.5Lとありますが、これはおそらくダストボックスいっぱいにゴミを詰めた場合の数字で、実用的な範囲だと1Lいかないでしょうね。他のサイクロン掃除機と比べて突出して容量が大きいということではないと思います。
Geemo K14内容物一覧
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内容物は本体、ヘッド、延長パイプ、すき間ノズル、2in1ブラシ、壁掛けツール、バッテリー、アダプター、説明書、お手入れブラシ、保証について記載されたカードでした。
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お手入れブラシは片側でフィルターのお手入れ、反対側で回転ブラシに絡まった糸や髪の毛の処理ができるようです。
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Geemo K14本体
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本体は持ち手部分の独特の形状が目を惹きます。
排気が出てくる部分も左右に設けられていますが意外と面積が小さいです。
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持ち手の先端は開いているのかと思いきや、透明なプラスチックのパーツで接続されています。
余談ですが、この透明なプラスチックの少し上のグレーの部分、プラスチックにまだら模様が出ています。製造の精度はそれほど良くないのかもしれません。
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写真だと見にくいかもしれませんが本体上部には4つのランプがあり、電池残量を表示してくれます。
本体下部はラベルの横あたりにアダプターのプラグ挿し込み口が見えます。一番左の赤いボタンはゴミ捨てボタン。
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本体前方の真ん中あたりに見えるのはダストボックス取り外しボタンです。
本体後方は一番上に操作ボタンが配置されています。持ち手部分の銀色のラインはワンポイントデザインでしょうか。
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操作ボタンは2つのみでシンプル。直感的に使えます。
電源ボタンでオンオフ、+/-ボタンでモードの切り替えができます。
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ゴミ捨てはダストボックス部分にある赤いボタンを押すとワンタッチで行うことができます。
Geemo K14ダストボックス
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ダストボックスは、ボックス下側にある赤いボタンを押しながら引っ張ると外れます。
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本体側は見える部分にフィルターはありません(本体内部にフィルターがあるらしいです)。
ちなみにダストボックスにはプラスチックの逆流防止弁が付いていました。ゴムはよく見かけますがプラスチックはちょっと珍しいかも。
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フィルター部分のつまみを持って引っ張るとダストカップとフィルターを分離できます。
![](https://siromonokaden.com/wp-content/uploads/2021/02/k14_dustbox8-600x600.jpg)
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フィルターはメッシュ部分とHEPAフィルターを分離できます。HEPAフィルター部分をくるっと回転させると外れる構造です。
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メッシュ部分は中にサイクロンユニットが入っています。サイクロンユニットもくるっと回転させて持ち上げると外れる構造です。
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サイクロンユニットがあるのでメッシュフィルターとHEPAフィルターだけの掃除機よりも少しだけ分離性能が高いと思われます。
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ダストボックス全体の構造について振り返っておきます。
ダストカップ+メッシュフィルター+サイクロンユニット+HEPAフィルターの4つのパーツから構成されています。
Geemo K14延長パイプ
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延長パイプは伸縮のできない普通のパイプです。接続部分のボタンがダイソンにそっくり。
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長さは75㎝少々といったところです。
ヘッド
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ヘッドも赤色のボタンがダイソンをイメージさせるデザイン。
ヘッドの裏側を見ると壁に接する部分けっこう大きなスリットが入っているのがわかります。多少粒の大きなゴミにも対応できそう。
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幅は23㎝少々でした。そんなに幅広でもないという感じ。
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ヘッド前方にはLEDライトが3灯搭載されています。
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お手入れ時は道具を使うことなくすぐにブラシを取り出せるので楽です。
ブラシは赤と青の2種類の毛が使われています。赤はやや硬く青が柔らかめ。
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ヘッドの可動域はやはりそれほど広くありません。国内有名メーカー品にくらべると狭い、ダイソンや他の中華製とくらべると同じぐらいといった感じでしょうか。
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また、このヘッドの特徴として90°に起こすとカチッと固定されるという点があります。
これは壁掛け収納にした際に掃除機が動かないように設けられている機能だと思います。ヘッドが固定できるので、「もしかしたら自立もできるのかっ!」と期待しましたが重心の関係で自立はできませんでした。せっかくヘッドを固定できるのだから自立できるよう重心も考えてほしかったです。
とはいえ9000円を切る価格でタイミングがよければクーポンでさらに安くなる機種ですので多くを求めるのは酷かもしれません。
Geemo K14アダプター
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アダプターは特に変わったところはありません。
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プラグを本体の下側にある挿し込み口に挿し込んで充電を行います。
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充電中はランプが光り、完了すると4つとも点灯します。
Geemo K14バッテリー
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バッテリー部分の蓋は本体の赤いボタンを押して取り外します。
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取り外しの際はバッテリーの左右を持って。
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バッテリーの容量は2000mAhでした。
バッテリーが外れるので(外された状態で梱包されている)交換用バッテリーも用意されていると思ったのですが、現在は取り扱いが無いようです。アマゾンで以前に販売されていたっぽい。
バッテリーが欲しい人はK14購入前にお店でバッテリーの取り扱いがあるかどうか聞いたほうがいいでしょう。
Geemo K14壁掛けツール
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本体が独自形状なので壁掛けツールも独特の形状をしています。
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実際に壁に取り付けたわけではないのですが、イメージということで壁掛けツールを使ってみました。
ヘッドは床につけた状態で壁掛けにします。ノズルはツールの上下に挿し込んで保管する独特のスタイルです。
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持ち手部分しか固定されないのでヘッドは床に着けた状態で保管するのが正しいスタイルだと思います。
![](https://siromonokaden.com/wp-content/uploads/2021/02/k14_setumeisyo-426x600.jpg)
説明書のイラストもヘッドを床に着けた状態で描かれています。
Geemo K14各部の重量
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![](https://siromonokaden.com/wp-content/uploads/2021/02/k14_omosa_pype-800x222.jpg)
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本体、パイプ、ヘッドの合計は2113g。重く感じる人もいるかもしれません。
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実際に組み立ててみる
![](https://siromonokaden.com/wp-content/uploads/2021/02/k14_stick1-800x191.jpg)
![](https://siromonokaden.com/wp-content/uploads/2021/02/k14_stick2-800x164.jpg)
ヘッドが固定できるのスティック時に自立できるのかと思いましたが、重心が後ろ寄りで自立できませんでした。ヘッドが固定できるのは壁掛けのためだけということのようです。
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持った感じは手前にひきつけるとやや長いかなといった印象。写真の状態よりもう少し前方に押し出せば違和感なく使えます。長さの調節ができるとよかったかなと思います。
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Geemo K14の開封から取り回しレビューまで
開封の様子から動作チェック、取り回し、排気、騒音のチェックまで動画にしてみました。
取り回しに関しては中華製掃除機としては普通といったところ。ヘッドの可動域がそれほど広くなかったり棚下もそんなに奥まで入らなかったりしますが安い中華製なら標準レベルです。
ヘッドがカチッと固定できるのに自立できないのは重ね重ね残念。
充電時はランプが順番に光って充電状況を教えてくれます。4つ点灯で満充電です。ただしちょっと意味不明な現象が発生・・・
最初はランプ1個点灯、2個点灯、3個点灯といった感じでどのぐらいの量充電されたか教えてくれていたのですが、あとから試してみたらランプが1個目から4個目まで順番に光るだけでどのぐらい充電されているのか分からなくなってしまいました。このへんは何故だかよくわかりません。
排気の勢いはまあ普通。騒音はパワフルモードがややキーンという音が響きますが、許容範囲かなといった印象です。
Geemo K14吸引力レビュー
ジョイントマット上に重曹を撒いて吸わせてみる検証では、標準モードの場合1往復ではヘッドの真ん中あたりに重曹が残りました。1往復しかしていないとはいえ壁際ではない部分に重曹が残ったので吸引力はそれほど強くないのかもしれません。パワフルモードだと1往復でだいたい取れます。
フローリング上に糸くず、小さく切った消しゴム、紙くず、重曹を撒いて吸わせてみる検証では、少しだけ消しゴムを前方に押し出してしまったものの、消しゴムと紙くずはほとんど吸うことができたので粒が大きめなゴミにも対応できるようです。ヘッド内部とダストボックス内部にも詰まりは見られず、小さな紙くずを少し吸わせるぐらいだったら問題なさそうです。ただし、逆流防止弁
ドア手前の溝に入った重曹はヘッドの真ん中付近に取り残しが多くありましたが、他の掃除機でもよく見られるので壁際に弱いということは無いと思います。パワフルモードだと溝に入った重曹もけっこう取れます。
マットのに重曹20gを撒いてどのぐらい吸えるのか検証してみたところ、標準モードで7g、パワフルモードで10gという結果でした。アバウトな検証とはいえ、この数値はかなり低い数値だと思います。見た目的にも黒いマットに重曹の白い粉がけっこう残っており、回転ブラシを搭載しているわりにゴミを掻き出す力は低いと言わざるを得ません。
畳マットに重曹と小麦粉を撒いて吸わせる検証でも標準モードでは畳の目に小麦粉の取り残しが目立ちます。パワフルモードで繰り返し往復すれば目立たない程度まで吸い込めますが、やや不安の残るところです。
Geemo K14ダストボックス・ヘッドのお手入れ・集じん容量確認など
ゴミ捨てはワンタッチで行えますが、髪の毛を吸わせているとメッシュフィルターの筒とダストカップの接点に引っ掛かって落ちてきにくいです。
ダストカップのゴムパッキン部分はわりと汚れが少ない印象。
メッシュフィルターに逆流防止弁が付いていますが、この弁はゴミを吸うとすぐに開いた状態で動かなくなってしまし、あまり機能していないようです。
メッシュフィルターの中にはサイクロンユニットがあり、ここでもゴミを分離してくれますが、HEPAフィルターまで到達するゴミもけっこうあります。小麦粉や重曹の粉はけっこう通過してしまうので一応この点は把握しておいたほうがいいかもしれません(まあだいたい安い掃除機ってこんなもんですが)。
ヘッドの回転ブラシはそれなりに髪の毛が絡みます。ただし、大量に絡むわけではありませんし道具無しでブラシの取り外しができるのでお手入れはわりと楽かもしれません。
ゴミの逆流に関してですが、ゴミが入ってくる部分を一度下にしてから掃除機を傾けると逆流することもありますが、こうした状況になることはほとんど考えられず、あまり気にすることはないと思います。
ゴミの集じん容量はMAXラインまでゴミを詰めて確認したところ260ml程度でした。このへんが実用範囲かと思います。
GeeMo K14のおすすめポイントマイナスポイント
おすすめポイント
- 他の中華製に見られない独自デザイン
- メッシュフィルター内部にサイクロンユニット装備
- 粒が大きめのゴミもある程度対応
- 壁際もそこそこ
マイナスポイント
- 回転ブラシが付いているけど掻き出し性能がいまひとつ
- ゴミ捨て時に髪の毛が引っ掛かりやすい
- せっかくヘッドが固定できるのに自立はできない
- 壁掛け収納時はヘッドを床に着けていないといけない
せっかく回転ブラシを搭載した機種なのに何故かマットからゴミを掻き出す性能は期待を下回ってしまいました。「マットやじゅうたんで使いたいから回転ブラシを搭載しているK14を・・・」というのはやめたほうがよいです。フローリングメインの使用となるでしょう。
ヘッドが固定できるので自立ができるのかと思いましたがこれもできませんし、もう一押し、二押しぐらい欲しい機種ですが、8000円を切ることもあるのでこんなものなのでしょうか・・・個人的にはヘッドをもう少し性能の良いものに変えて売り出したら印象が全然変わるような気がします。
一応、粒が大きめなゴミや壁際にはそこそこ対応しており、ゴミの掻き出し性能以外の面ではそこそこやれる掃除機だとは思います。
また、サイクロン部分はメッシュフィルター内部にサイクロンユニットがあるので、他の安物掃除機よりは多少分離性能が高いかもしれません。
あとはデザイン性でしょうか。ダイソンに似せた他の中華製掃除機と違い独自のデザインのようなのでこの点は見る人によってはプラスポイントかも?
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