評判のアイリスオーヤマ IC-SLDCP5を写真と動画でレビュー!静電モップが斬新!

2022年8月21日コードレス紙パック,掃除機レビューアイリスオーヤマ

アイリスオーヤマから発売されているコードレスクリーナーIC-SLDCP5。重心が手元ではなくヘッド側にあることも特徴ですが、静電モップというモップが付属し、静電気を利用してほこりを掃除できるのが斬新な1台です。

今回はこのアイリスオーヤマのコードレスクリーナーをレビューしてみたいと思います。

IC-SLDCP5のスペックは?

連続使用時間標準・約20分ターボ・約8分

 

自動・約30分

充電時間約3時間
集じん容積0.3L
電圧18V
標準質量1.4kg

IC-SLDCP5のスペックですがバッテリーの持ちは標準モードで20分と一般的な性能となっています。

注目は電圧と標準質量。18Vとパワーがありなおかつ標準質量は1.4kgとかなり軽量です。

以前レビューしたアイリスオーヤマのIC-SLDCP6よりも電圧が高く、吸引力に期待ができそうです。

IC-SLDCP5を開封・パーツなど


縦長の箱に入って届きました本体と各種パーツ。

早速取り出して並べてみます。


本体、収納スタンド、スティックハンドル、ヘッド、モップ、帯電ケース、隙間ノズルなどなど。

使い捨てダストパック(紙パック)は25枚付属します。

本体


本体の上下写真。

円柱状で出っ張りが少ない気がします。


定格電圧は18V。そのパワーに期待。


左右から。黒い部分の左右に排気口があります。


前後写真。後ろから見るとスティックハンドルを接続するための接続部が見えます。


本体にはほこり感知センサーのランプとバッテリーランプ、そして電源ボタンが搭載されています。


バッテリーは黒い部分の裏側のフタを開けるとあります。

別途バッテリーを購入すれば自分で交換が可能です。

ダストパックのセット


ダストパックはすでに本体にセットされていました。


オレンジ色のパーツに付いたクリップでダストパックを留めるようになっています。

これはIC-SLDCP6と同じ方式です。


ダストパックを固定するオレンジ色のパーツの前後とダストパック。


ちなみに内部はこんなになっています。

モーター側にはスポンジ状のフィルターがあります(水洗い可能)。

ヘッド


ヘッドの横幅は約22.5cmでした。

回転ブラシが搭載されています。


コインなどでフタを開けてブラシの取り外しが可能。


ブラシは青色と赤色2種類の毛が採用されていました。

青色は良く見ると柔らかい毛と硬めの毛が合わさっています。赤色の毛は硬め。

スティックハンドル

スティックハンドル。伸縮はできません。


3つの操作ボタンがあります。

標準・ターボの切り替えボタンと自動ボタン、そして切ボタン。

ブラシ回転のオンオフの切替えはできないようです。

静電モップと帯電ケース


モップはパーツが2つに分かれていて繋げて使います。

伸縮させることが可能。


帯電ケースが付属していて、これを本体にセットすることでモップを収納することが可能となります。


写真のようにスライドさせて装着。


こんな感じで収納します。

組み立ててみる


本体にヘッド、スティックハンドル、帯電ケースを取り付けて静電モップを収納してみました。

ちなみに写真を見てわかるように自立可能です。

モップは持ち手の先に輪っかがあってスティックハンドルにある出っ張りに引っ掛けて収納します。

隙間ノズル


隙間ノズルが付属します。

ブラシを取り出して使うこともできますが、写真の位置までしか回転しませんでした。

ハンディモードも可能


スティックハンドルを外してハンディモードのようにして使うこともできます。

本体の黒い部分を持って使うことになりますがやや太いので持ちにくいと感じるかも。


スティックハンドルをつなげてみました。

使えないことも無いですが重心は手元に無いので高いところを掃除するには両手で支えて行う必要があります。

充電スタンド


充電スタンドにセットした状態。メーカーサイトによるとこの状態で高さ約109.8cm。隙間ノズルを収納するスペースもありました。


スタンドにセットするだけで充電ができるのは良いですが、スタンドにセットしたと思ってもうまくクリーナーがセットでていないことがありました。もう少しセットしやすく改良していただきたいところ(慣れるときちんとセットできるようになりますが)。

隙間ノズルもちゃんと収納できるようになっているのは助かります。


充電のためのプラグは裏から差し込むようになっていて、コードを巻きつけるためのスペースもあります。


クリーナーをスタンドにセットし運転ボタンを押せばモップのお手入れができるという斬新な構造をしています。このアイデアはすごい!

各パーツの重さ


本体は942gとかなりの軽量。


スティック125g、ヘッド353g、隙間ノズル27g


帯電ケース75g、静電モップ59g


組み立ててモップを装着しても1558gでした(メーカーの言う標準質量1.4kgというのは静電モップと帯電ケースの重さは考慮されていません)。

これは相当軽いです。

実際に使ってみる・軽いのに吸引力がある

(↑いろいろと掃除機の動画をアップしているので登録お願いします!)

紙パックをセットするパーツはこんなもんでしょうか、紙パックがずれやすいのでもっときっちり固定できるパーツだと良いのですが。

紙パックをセットするフタの部分は片側が金具で固定されていて取り外すことができません。フタを無くさないのは良いですが、紙パックをセットしているとフタが倒れてきてちょっとめんどいと思うこともありました。

吸引力は良好。重曹を吸わせたりして吸引力などをチェックしてみた際は壁際の重曹もきちんと吸い取ってくれたので壁際に強そうです。


シュレッダーにかけた紙は吸い込みに苦労し、ヘッドにもかなり詰まってしまいましたが他の掃除機もほとんどがそうなので仕方がないと思います。

重曹20gをマットに撒いてどのぐらい吸い込めるか実験してみると自動モードで16g、ターボモードで18g吸い込むことができました。これまでレビューしてきた掃除機の中でも高い数値でびっくり。回転ブラシがしっかりゴミを掻き出してくれているようです。軽いのに吸引力があります。

隙間ノズルはブラシ有り無しと切替えて使えますがブラシの角度調節範囲が狭いのが残念。

スティックハンドルを外してハンディタイプとして使えますが持ちやすさは改良の余地ありかと。ただ、ハンディにすると重心が手元寄りになるので持ち上げて高いところを掃除するときは腕への負担が少ないです。

ヘッドの取り回しはまあこんなもんかなという感じです。ただ、形状から見て分かるとおり高さの無い狭いところは掃除しづらそうです。

スティックハンドルは使いづらいというわけではありませんが、持ち手の部分をすこしカーブさせるなどより持ちやすい形状だったらもっと良かったかなと思います。

静電モップをクリーナーに収納した状態で掃除をしていると、ちょっとした拍子に静電モップの持ち手を引っ掛けている部分が外れてめんどくさいなあと思うことがありました。静電モップを使うつもりが無いならハナから外しておけば良いですが、クリーナーで掃除をして、モップでも掃除をしたいとなるとちょっと気になるかも。

静電モップはほこりを取るのに有効。長いこと掃除をしていなくてほこりが積もっているというような場所は取りきれませんが、ちょっとしたほこりを取るのには便利かもしれません。

充電スタンドにクリーナーをセットして稼動させスタンドの下部からモップを抜き差しすることでお手入れができます。これは斬新ですね、試してみましたが完璧とはいかないもののモップに付いたほこりを除去することができます。

ただ、棚の上などを拭いたモップを床を掃除した掃除機の回転ブラシでお手入れするわけで・・・潔癖症の人はちょっと使えないかも?

使用後の汚れなど


髪の毛は10本ぐらい吸った程度なのでヘッドに絡んでいることはありませんでした。重曹の小さなつぶが付いている程度。


本体内部はやはり紙パックを取り付けていたゴムパッキン付近に重曹が付いていました。あるあるです。

大量に重曹を吸わせたあと紙パックを取り出そうとしたらうっかり内部に重曹がこぼれてしまったことがあったので大量に粉状のものを吸わせるときは注意です。


内部にあったスポンジフィルター。

内部に重曹をこぼしてしまったせいか紙パックに面する側に少し重曹が付いてしまいました。

反対側のモーター側は白くなっていないのでフィルターの役割を果たしているようです。

総評・IC-SLDCP5のメリットとデメリット

IC-SLDCP5のおすすめポイント

・本体質量1.4kg・モップを入れても1.5kgちょっととたいへん軽量
・軽いのに吸引力がある
・壁際もしっかり吸ってくれるヘッド
・センサーでゴミの有無を確認しながら掃除ができる
・紙パック(ダストパック)式なのでお手入れの手間が少ない
・本体をセットするだけで充電できるスタンド
・静電モップでほこりを取りながら掃除ができる(スタンドでお手入れも可能)
・クリーナーは自立可能

IC-SLDCP5のマイナスポイント

・ヘッドのすぐ上が本体なので狭い隙間には入らない
・紙パックの固定が簡易的なのでずれやすそう
・紙パックの質から言って○.○μmみたいな目に見えない微細なゴミは取れないかも?
・付属のノズルは隙間ノズルしかない
・重心がヘッド付近にあるので持ち上げて高いところを掃除するのはたいへんそう

床の掃除がメインで高いところはモップで補うといった使い方になりそうです。稼働時間は標準的なので広いお家はちょっと持たないかも?

1~2暮らしで安くても吸引力が欲しいという人や目に見えるゴミをきっちり吸えればいいという人におすすめです。

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