iRoom AST-009PLUS・D10・RS1を比較レビュー
今回の比較はiRoomの3機種、AST-009PLUS・D10・RS1です。
iRoom楽天市場店さんより3機種のご提供をいただきましたので比較レビューしていきます。
iRoom AST-009PLUS・D10・RS1スペック比較

まずはスペックの比較です。
こうしてみるとRS1の25000Paという真空度が際立ちます。その分やや重量はありますが・・・
AST-009PLUSとD10はそこそこの重さにそこそこの吸引力といった感じ(AST-009PLUSは吸引力がやや弱そうだが)ですが価格による違いはどのぐらいあるのか気になるところです。
iRoom AST-009PLUS・D10・RS1を動画で比較・操作や付属品
かなり長い動画になってしまいましたが3機種の比較を動画にしてみました。
操作について
3機種とも持ち手付近のボタンで電源が入ります。ダイソンにみたいに指で押しっぱなしにする必要はありません。ボタンを押すごとに
- AST-009PLUS・・・通常→強→切
- D10・・・通常→強→切
- RS1・・・入→切
とモードが切り替わります。
RS1だけはオンオフのみとなっており、モードの変更は本体上部のボタンに触れることで行います。押すのではなく触れるだけでモードが変わる仕様で、電源オンの状態では弱モードなので、触れるごとに
中→強→弱
とモードが変化します。
バッテリーについて
3機種ともバッテリーが取り外しできますがAST-009PLUSは持ち手と一体化しています。

3機種とも別売りのバッテリーが用意されています。
AST-009PLUS | 3段階 |
D10 | 1段階 |
RS1 | 4段階 |
ちなみにバッテリーの残量表示は以上のとおりです。
延長パイプ

延長パイプはAST-009PLUSとD10の長さがほぼ同じ。
D10とRS1にはiRoomのロゴが入っています。
RS1のみ伸縮が可能で、好みの長さに調節ができますが、その分若干重い気がします。
ヘッド

AST-009PLUS | D10 | RS1 | |
ヘッド幅 | 約23.5㎝ | 約25㎝ | 約26㎝ |
LEDの数 | 2灯 | 3灯 | 無し |
ツールレスでのブラシ取り外し | 可 | 不可 | 不可 |
ヘッド幅はRS1が一番広く、26㎝弱あります。広範囲が掃除できますが、ローラーを採用していて壁際に密着できないので壁際の弱さを感じます。
可動域に関してはどれも似たりよったり、国内有名メーカーとくらべると狭いかなあと感じますが、安い掃除機としてはこんなもんです。
髪の毛のブラシへの絡まり具合は
- AST-009PLUS・・・絡みやすい
- D10・・・絡みにくい
- RS1・・・かなり絡みにくい
といった感想。D10かRS1なら髪の毛の絡みを気にする機会が少ないと思います。
お手入れの際はAST-009PLUSがコインなど使うことなく回転ブラシを取り外せて便利です。D10とRS1はコインなどを使ってパーツを外す必要があります。
付属のノズル
AST-009PLUS | D10 | RS1 |
すき間ノズル コンビネーションノズル 布団ツール フレキシブルホース | すき間ノズル コンビネーションノズル 布団ツール フレキシブルホース | すき間ノズル コンビネーションノズル 布団ツール ミニソフトブラシ |
付属のノズルはAST-009PLUSとD10は共通です。
フレキシブルホースはすき間ノズルやコンビネーションノズルと組み合わせて細かい場所の掃除に使えますが電気配線は無いので回転ブラシを搭載した布団ツールだとブラシが回転しません。

RS1はフレキシブルホースが付属しない代わりにミニソフトブラシが付属します。柔らかめの毛が採用されていますがダイソンのものとくらべると若干硬い気もします。

壁掛けブラケット
壁掛けブラケットはAST-009PLUSとD10はほぼ同じ仕様です(アダプターの形状だけ違う感じ)。
本体をセットするとカチッと固定され、取り外すときはボタンを押しながら引っ張ると外れます。
RS1は挿し込んで本体をセットする構造。壁掛けにして固定しているときは片手で取り外しができて便利ですが、床に置いて使うときはセットするときも取り外すときも両手で行う必要があるのでめんどくさいです。
3機種ともノズルを2つセットできるようになっています。

RS1の充電ブラケットを分解すると直接本体に挿し込めますが、説明書にはこのようなことは書かれていないので自己責任でどうぞ。
壁に固定してもいいですが、穴を開けたくない人は専用のスタンドを同時購入するのもアリです。
ゴミ捨て・フィルターのお手入れについて

AST-009PLUSとD10はダストボックスのレバーを引くだけでゴミ捨てができますが、RS1は一度ダストボックスを外してからでないとゴミ捨てレバーを引けないので若干面倒です。
お手入れの際はD10とRS1はすぐにダストボックスを外せますが、AST-009PLUSの場合は一度バッテリーを分離してから外す必要があるので1行程分作業が多くなります。
サイクロンやフィルターの構造はAST-009PLUSとD10がほぼ同等といった感じ。RS1はステンレスフィルターの内部を見ると5つの小さなサイクロンコーンが見えます。
サイクロンコーンがある分、他の2機種と比べて分離性能は高くなっていると思われます。
ただ、AST-009PLUSとD10には予備のHEPAフィルターが1つ付属するので交代で使うことができます。
AST-009PLUS | D10 | RS1 | |
ゴミ捨て行程 | ワンタッチ | ワンタッチ | ダストボックスを本体から外してから |
ダストボックスの取り外し方法 | 一回バッテリーを外してからモーター部分と分離 | ボタンを押しながら回転させて | ダストボックスのボタンを押しながら |
サイクロン構造 | ステンレスフィルターとHEPAフィルター | ステンレスフィルターとHEPAフィルター | ステンレスフィルターとHEPAフィルター ステンレスフィルターは内部にサイクロンコーンが5つ・HEPAフィルターにはスポンジも取り付けられている |
予備のHEPAフィルター | 1つ付属 | 1つ付属 | なし |
交換用のフィルターも用意されています。
iRoom AST-009PLUS・D10・RS1それぞれの吸引力はどうなの?

パワーだけで言うとRS1が一番強いのですが、ヘッドの構造から壁際とマットに弱さを感じます(髪の毛が絡みにくい、粒の大きなゴミも吸えるというメリットもありますが)。
フローリングで使ったり、ノズルを取り付けて使うには力を発揮できそうですが、力を発揮できる条件が限られるので好みが分かれると思います。
D10はパワーもそこそこあり、壁際のごみもきちんと吸ってくれるのでバランスが良いと感じます。粒状のゴミもある程度吸えて髪の毛の絡みも少ないという点でもバランスが良いと思います。
AST-009PLUSは通常モードだと弱い感じがしますが、音も抑えめなので夜でも使えるかもしれません。しっかり掃除したいなら強モードです。
それぞれの吸引力検証の動画を載せておきます。
iRoom AST-009PLUS・D10・RS1トータル評価
AST-009PLUSは吸引力はそれほど求めない、音が静かなほうがいい、価格を抑えたいという人向けだと思います。
D10は価格対性能のバランスが良好。RS1ほどではありませんがパワーもわりとあり、壁際やマットにも対応できるので3機種のうち一番多様に使えそうなのがD10です。
RS1はローラーヘッドを採用し、パワーも高く、サイクロン構造も安物とちょっと違うなど中国製掃除機としては先進的ですが、壁際やマットに弱いところがあるなど弱点もあり、評価が分かれるでしょう。
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