アイリスオーヤマSCD-181Pの吸引力など口コミレビュー!実際の使用感を写真と動画で解説&評価!
今回レビューするコードレス掃除機はアイリスオーヤマのSCD-181P。軽量でお手頃価格ということで人気になっているみたいです。
買いやすい価格設定ですが、実用性はどれほどなのか試してみることにしました。
- アイリスオーヤマSCD-181Pのスペック
- アイリスオーヤマSCD-181Pの内容物
- アイリスオーヤマSCD-181P本体レビュー
- SCD-181Pのバッテリーについて
- SCD-181Pのダストボックスをレビュー
- SCD-181Pヘッドをレビュー
- SCD-181P延長パイプ
- SCD-181Pのすき間ノズル
- SCD-181P充電アダプターと充電
- アイリスオーヤマSCD-181P各部の重量
- アイリスオーヤマSCD-181Pを組み立ててみる
- アイリスオーヤマSCD-181P取り回し・排気・騒音レビュー
- アイリスオーヤマSCD-181P吸引力レビュー
- アイリスオーヤマSCD-181Pダストボックスとヘッドのお手入れのしやすさレビュー
- アイリスオーヤマSCD-181Pを使うことのメリット・デメリット
アイリスオーヤマSCD-181Pのスペック
まずはスペックをチェックしてみたいと思います。
集じん容量 | ごみすてラインまで 0.15L 最大容量 0.3L |
連続使用時間 | 標準 約27分(ブラシ回転 切) 約20分(ブラシ回転 入) ターボ 約10分 |
定格電圧 | DC10.8V |
充電時間 | 約4時間 |
製品寸法 | スティック時 幅224×奥行245×高さ1045mm |
製品質量 | スティック状態 1.5kg 本体 1.0kg |
付属品 | 充電アダプター、すき間ノズル、クリーニングブラシ |
集じん容量は0.15Lと少ないと感じるかもしれませんが、軽量のコードレス掃除機ということを考えるとこんなものとも言えます。
回転ブラシのオンオフができるのが特徴の1つですが、オフの状態だと最大約27分の使用時間となっています。
そしてブラシを動かすと約20分でやや短い印象です。
また、ターボモードは10分なので局所的な掃除に使う感じになるでしょうね。
質量は業界最軽量とはいきませんが本体1kgはかなり軽い部類です。
アイリスオーヤマSCD-181Pの内容物
内容物は本体、ヘッド、延長パイプ、すき間ノズル、充電アダプター、説明書。
スタンドやブラシなど特別なものは付属しておらず、必要最低限といった感じの内容となっていて、削れるところは削って、その分お安くといった印象です。
カラーはホワイトとブラックが用意されていますが、今回はホワイトのレビューです。
アイリスオーヤマSCD-181P本体レビュー
続いて各パーツも見ていきたいと思います。
本体左右
本体の持ち手部分はけっこう広く取られている印象です。状況に応じて少しだけ持つ場所を変えられそうな感じ。
排気口は右側のみ。斜め後方に空気が出てくる感じです。
充電アダプターの差し込み口も右側ですね。
本体上下
本体の上部後方には操作ボタン。普通の掃除機といった感じの配置です。
本体下側には滑り止めのゴム(真ん中やや後方寄りの黒い長方形)が配置されています。壁に立て掛けた時に滑りにくいようにとの配慮です。
本体には型番、定格電圧、質量が記載されています。
操作ボタンは3つ。ブラシ回転をオンオフするボタンと標準・ターボを切り替えるボタン、そして切ボタンです。
このほかバッテリー残量が少なくなったら点滅して教えてくれるランプが搭載されています。ただ、ランプは1つなので細かな残量は把握できません。
本体前後
後方には蓋があるのですが、これはバッテリースロットの蓋です。
この掃除機はバッテリーを取り出して交換することができるのですが、この蓋を開けて取り出すようになっています。
SCD-181Pのバッテリーについて
バッテリーの蓋は下方向にスライドさせて取り外します。
するとバッテリーが見えるので引っ張ると取り外すことができます。
バッテリーの型番はCBL10820。
このバッテリーはアイリスオーヤマの他のコードレス掃除機でも使用されており、単品での販売も行われています。
バッテリーがヘタってきたら購入できるのはありがたいですね。
6000円弱で売られており、コードレス掃除機のバッテリー単体としては安めの値段設定だと思います。
SCD-181Pのダストボックスをレビュー
ダストボックスを取り外す際は底にある黒いボタンを押しながら行います。
ダストカップ
カップ部分には外し方とお手入れ方法が記載されているのでいちいち説明書を確認する必要がありません。
ダストカップにはお手入れブラシがセットされています。ちょっと小さいので使いやすいかというとそんなでもありませんが、掃除機ついているお手入れブラシってだいたいこんなもんだと思います。
サイクロンユニット
サイクロンユニットはよく見かける構造で特別な感じはしません。メッシュ部分はちょっと目が粗いかなというぐらい。
内部にはスポンジフィルターがセットされていて、メッシュ部分で受け止めきれなかったゴミをろ過するようになっています。
サイクロンユニットは上下で分離できるようになっていて、お手入れ時は細かいところまで掃除ができるようになってます。
排気フィルター
排気フィルターはHEPAフィルターっぽいですが説明書には明記されていません。
HEPAフィルターだったらその部分もウリにするでしょうから性能を満たしていないのかもしれません。とはいえ格安の掃除機ですのでそんなに排気のキレイさを求めるものでも無いという考え方もあります。
個人的にはそこまで気にする部分ではありません。
サイクロンユニットで濾過できなかったゴミを最終的にこの排気フィルターで受け止めることになります。
ダストボックス内はお手入れブラシも含めて6つのパーツから構成されています。
他のコードレスサイクロンと比べて多いとか少ないとか感じる部分はありません。
SCD-181Pヘッドをレビュー
ヘッドは回転ブラシを搭載しています。最近は1万円前後のコードレス掃除機でも回転ブラシを搭載している機種が多いので当たり前と言えば当たり前ですが。
ヘッドの幅は約22.3cm。
特に幅広という感じではありませんね。
ヘッドの可動域は中華製の掃除機と比べて広く設計されています。
国内メーカー品ならたいがいこれぐらいの可動域があるとはいえ、格安の掃除機でもこれぐらい動いてくれるのはありがたいです。
スティックモードで使っている時なんかは本体をひねるとフラットな状態になり、棚下などの掃除がしやすくなります。
ヘッドを起こすとロックされる部分があり、左右にぐらぐらしなくなります。
SCD-181Pは壁に立て掛けられるようになっているのでその際に左右に倒れたりしなようにということではないかと思います。
SCD-181P延長パイプ
延長パイプは伸縮できない普通のパイプです。
特に変わったところはありませんが、安い割に質感はまあまあ良いかも。
長さは本体に隠れる部分を考慮すると約53.5cmでした。
SCD-181Pのすき間ノズル
付属のノズルはすき間ノズルのみですが、ブラシの出し入れができるようになっています。
ちなみにブラシ部分は全開まで開いても100°ぐらいで、まっすぐにはなりません。
ブラシの毛は硬めに作られています。窓のサッシ部分などに使う感じかと思います。
SCD-181P充電アダプターと充電
充電アダプターは長さが2m以上あってけっこう余裕をもって使える印象です。
出力13.7V=500mAなどと記載が見られます。
輸入元:アイリスオーヤマとなっているので自社生産ではないみたいです。
充電方法
充電する時はほんたい右側の差し込み口にプラグを差し込みます。
すると操作ボタン付近に配置されたバッテリーランプが赤く光って充電がはじまります。
ランプが1つなのでどのぐらい充電しているのかわかりませんが、充電が完了すると消灯する仕様です。
アイリスオーヤマSCD-181P各部の重量
本体は1kgを切ってかなり軽いです。
本体、ヘッド、延長パイプを合わせると1479g。公称値より若干軽い数字です。
アイリスオーヤマSCD-181Pを組み立ててみる
ハンディモード
主にスティックモードで使用することを考えたモデルでしょうからハンディモードだと若干ごつい感じがしますね。普通に使えますが。
スティックモード
持った感じはやっぱり軽いです。持ち手の部分が少し膨らんでいるので手が小さい人はもしかしたらちょっと持ちにくいと感じることもあるかもしれませんが、そんなに大きな問題では無いと思います。
本体に滑り止めゴムがついているので壁に立て掛けられますし、この状態で充電することもできます。
アイリスオーヤマSCD-181P取り回し・排気・騒音レビュー
取り回しですが軽量モデルということもありますがなかなか良好です。左右の方向転換もかなりスムーズで動かしやすい印象です。
ヘッドを紹介する時にも書きましたが本体をひねるとヘッドの部分がフラットになり、棚下などを掃除する時にヘッドが奥まで届きます(動画で試したのは棚下9cmちょっとのスペースです)。中華製のヘッドだとこうはいかないので細かいところまで掃除したい人は助かると思います。
ヘッドがロックされるっぽい構造だったので自立できるかどうかも試してみましたが、バランスがめちゃくちゃシビアです。自立できないものと考えるべきですね。
排気口は本体右側だけなので排気の勢いはそれなりにありますが、使っていて排気が顔に当たるとかそういったことはありませんでした。特に問題無いと思います。
騒音は標準モードだとけっこう静かな印象ですが、ヘッドの回転ブラシを回転させているとそっちのほうの音が気になります。標準モードで本体にすき間ノズルを取り付けてつかうとかだったら静かに使えるかもしれません。
ターボモードはやっぱり「掃除機を使っているな」と感じるぐらいの音がします。
アイリスオーヤマSCD-181P吸引力レビュー
フローリングの重曹
フローリングに重曹を撒いて吸わせてみた感じだと壁際以外はまあまあ吸えるかなといった印象。掃除をしたあとに床を手で触ってみると少し重曹が残っていましたが、標準モードでも数往復すればぱっと見分からなくなるぐらいまで吸えます。軽量で価格も1万円ちょっとということを考えるとこんなもんじゃないでしょうか。
気になったのは壁際。電圧が10.8Vでそれほど強くないのもあると思いますが、それにしてもちょっと弱い印象です。ヘッドをつけた状態で横にスライドさせても思ったほど取れず。きちんと掃除したいならすき間ノズルを使った方がいいかもしれません。
糸くずや大き目のゴミは?
糸くず、小さく切った消しゴム、シュレッダーにかけた紙を吸わせる検証では消しゴムとシュレッダーにかけた紙がほとんど吸えませんでした。パワーも関係あるとは思いますが、粒の大きなゴミには対応していないと思ったほうがいいでしょう。ちなみに糸くずは吸えますが、長いとけっこうヘッドのブラシに絡まります。
マットでの吸引力
マットに重曹を20gを撒いてどのぐらい吸えるのか検証してみたところ標準モードで10g、ターボモードで12gという結果でした。世の中のハイパワー掃除機と比べると少ない数値ですが、安くて軽いコードレスクリーナーということを考えるとこんなもんかなといった印象です。
畳の重曹や小麦粉は?
畳に重曹と小麦粉を撒いて吸わせてみたら標準モードでもしっかりとかければ吸えている感じでした。
大きな問題はなさそうです。
アイリスオーヤマSCD-181Pダストボックスとヘッドのお手入れのしやすさレビュー
続いてお手入れです。
ダストボックスのお手入れ・汚れ具合
ゴミを捨てる際は一度ダストボックスを取り外し、排気フィルターやサイクロンユニットも外してから行うことになります。ワンタッチでゴミ捨てというわけにはいきません。
ダストボックスはサイクロンユニットにけっこう髪の毛が絡まる印象です。掃除する範囲にもよりますが、こまめにメッシュ部分に巻き付いた髪の毛を取り除いておきたいですね。ゴムパッキンの部分が汚れやすいですが、このへんは他の掃除機と同様だと思います。
サイクロンユニットのメッシュ部分とスポンジフィルターはそれほど細かくないので重曹など粉状のものを吸わせると排気フィルターまでかなりの量が到達します。ゴミの分離性能は高くありませんが、こんな感じの掃除機は多数ありますので標準的と言えば標準的です。
集じん容量に関しては説明書に、ごみすてラインまで0.15L、最大容量0.3Lと明記されているので特に量っていません。
ヘッドのお手入れ・汚れ具合
ヘッドは回転ブラシを外す際にコインを使わないといけないので若干面倒です。最近はツールレスで外せるものがほとんどなのでアイリスオーヤマも対応して欲しいところ。
髪の毛を20本以上吸わせたので回転ブラシにたくさん絡まっているかなと思ったのですが、意外なことに1本しか巻き付いていませんでした。糸くずはけっこう絡まったのですが髪の毛はわりと絡まりにくいようです。
重曹をや小麦粉を吸わせたのでヘッド内部の取れない部分に少し入り込んでしまいましたが、これは他の掃除機でもよくあることです。車輪の汚れ具合も標準的な範囲だと思います。
アイリスオーヤマSCD-181Pを使うことのメリット・デメリット
最後にメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。
メリット
- 重量が軽いしヘッドもわりと軽快に動く
- ヘッドをひねるとフラットになったりすべり止めゴムが付いているなど安いけど抑えるところは抑えている
- バッテリーが単品で売られていてわりと手に入りやすい
- ヘッドは意外と髪の毛が絡まりにくい
デメリット
- 壁際は弱い印象
- お手頃価格であることと重さを考えるとしょうがないが吸引力は高くない
- 運転時間は最大で27分でそれほど長くない
- サイクロンユニットに髪の毛が巻き付きやすい気がする
1万円ちょっとの価格と本体1kgということを考えると吸引力は標準的といえますが、吸引力を求める人からするとパワー不足に感じるかもしません。壁際に弱い感じなのも少し気になります。ただ、軽快さと価格は魅力。
フローリングメインのワンルームや1Kとかだったらメインでも使えると思います。家族で暮らしているような場合だとサブ機として使うのが良いでしょうね。
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