アイリスオーヤマSCD-131・動画と画像で吸引力や使い勝手をレビュー・ダストカップの色が変わって面白い!

2022年9月12日コードレスサイクロン,掃除機レビューアイリスオーヤマ

今回レビューするのはこちら。アイリスオーヤマSCD-131Pです。

この掃除機はセンサーが搭載されており、ごみの検知量に応じてダストボックスが3色に光るという面白い特徴を持っています。また、アイリスオーヤマの独自路線で掃除機にモップを付属させて細かい場所も掃除するというコンセプトも引き継がれているようで、モップとケースも付属します。

アイリスオーヤマSCD-131Pのスペック

スペックについても確認しておきたいと思います。

集じん容量ゴミ捨てラインまで0.3L
最大容量0.35L
連続使用時間標準モード 約20分
ターボモード 約7分
自動モード 約30分
セーブモード 約50分
※自動モードとセーブモードはごみの量にもよると思われる
定格電圧18.5V
充電時間約3時間30分
製品寸法(スタンド設置時)幅262×奥行295×高さ1150㎜
幅252×奥行220×高さ1060㎜
製品質量ヘッド、延長パイプ含む2.2kg
実際に量った数値・本体1538g

サイクロン式なので集じん容量はまあこんなもんかなといったところ。

使用時間はセーブモードで50分使えますが、ヘッドのローラーの回転を止めて運転時間を長くしているのであまり実用的ではないかもしれません。標準モードが20分なので最近の掃除機としては標準的かやや短いぐらいの感じだと思われます。

アイリスオーヤマSCD-131PP開封・内容物をチェック

開封している様子を動画にしてみました。動画で確認したい人はこちらをご覧ください。

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内容物は本体、ヘッド、すき間ノズル、延長パイプ、予備の排気フィルター5枚、充電アダプター、帯電ケース、静電モップ、スタンド、スタンド支柱、説明書となっています。

アイリスオーヤマSCD-131P本体

本体左右
本体左右

ハンドル部分は閉じられているタイプ。排気口は右側にだけあります。

本体上下
本体上下

本体上部には操作パネル。ボタンは3つで「標準・ターボ」「自動・セーブ」「切」。

本体下側は特に変わったところは無いかなという感じですが、後方に滑り止めのゴムが取り付けられています。壁に立て掛けた際に倒れにくくなります。

操作パネル
操作パネル
滑り止めゴム
滑り止めゴム
本体前後
本体前後

本体前後は特筆すべきデザインはありません。

吸い込み口のところにセンサーが搭載されていて、このセンサーでごみを検知して運転の強さを調節したりダストカップを光らせたりするようです。

センサー部
センサー部

少しわかりにくいですが、本体吸い込み口の左右にセンサーがあります。センサーの反応が思わしくないときはこの部分を綿棒やティッシュでお手入れします。

アイリスオーヤマSCD-131Pダストボックス

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ダストボックスの取り外しは本体上部の黒いボタンをスライドさせて行います。

ダストボックスと本体
ダストボックスと本体

ダストボックスを取り外すと本体に緑色の部分が見えます。

どうも基盤のようで、LEDチップらしきものも見えます。この部分を光らせることでダストカップが光っているように見せるようです。

ダストカップと本体・別角度から
ダストカップと本体・別角度から

ダストカップには白い排気フィルターが固定されているのが見えます。本体側には特にフィルターはありません。

ダストカップの全体像
ダストカップの全体像
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ダストボックス上部の黒いカバーはひねると取り外すことができます。このパーツで排気フィルターが固定されています。

サイクロンユニットと排気フィルター
サイクロンユニットと排気フィルター

フィルターは表裏は特に指定されていないのでどっち向きでもいいのかも。

サイクロンユニットは内部に5つの小さな気筒があるようです。ただし、黒いパーツはねじ留めされていて内部を見ることはできません。

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サイクロンユニットとダストカップは写真の凹凸を基準にかぽっとはめ込まれています。サイクロンユニットをもって持ち上げるだけで外れます。

サイクロンユニット下から・横から・上から
サイクロンユニット下から・横から・上から
ダストカップ横から・上から
ダストカップ横から・上から

ダストカップは内部がさらに筒状になっています。

蓋をあけたところ・下から
蓋をあけたところ・下から

ダストカップ横にあるごみ捨てボタンを押すと蓋が開くのですが、蓋はややくぼみがある形状なのでここにごみが残らないか心配。

ダストカップにお手入れ方法が記載されている
ダストカップにお手入れ方法が記載されている

ダストカップ側面にはお手入れ方法が書かれていました。このへんは親切です。

アイリスオーヤマSCD-131Pヘッド

ヘッドの表と裏
ヘッドの表と裏

ヘッドはソフトローラーが採用されています。

こうしたローラーの特徴として髪の毛が絡みにくい反面、マットやじゅうたんだとごみの掻き出し性能が少し劣るといった点が挙げられます。このヘッドも同じような特性を持っていたのですが、それはのちほど吸引力レビューの動画にてご紹介します。

幅約25.5㎝
幅約25.5㎝

ヘッドの幅は約25.5㎝でした。幅広な設計です。

ヘッドの前後
ヘッドの前後

ヘッドの前方は大きく開かれていることがわかります。

ヘッドの可動域
ヘッドの可動域

ヘッドの可動域は広く設計されています。このへんはさすがアイリスオーヤマ。中華製の掃除機と一味違うところです(SCD-141Pのヘッドは中華製掃除機と同じものが採用されていましたが・・・)。

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また、ヘッドは立てたときに出っ張りと窪みが合わさる部分があります。この部分のおかげで自立できるようです。

アイリスオーヤマSCD-131P延長パイプ

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延長パイプはごく普通といった感じ。伸縮はできません。

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長さは56㎝少々でした。

アイリスオーヤマSCD-131Pすき間ノズル

すき間ノズルの吸い込み口と側面
すき間ノズルの吸い込み口と側面

すき間ノズルは普通の構造で特に変わったところはありません。

アイリスオーヤマSCD-131P静電モップと帯電ケース

3段階に伸縮可能
3段階に伸縮可能

アイリスオーヤマの特徴の1つであるモップ。静電モップと呼ばれています。

SCD-131P付属のモップは3段階に伸縮可能で、これまでのモップよりパワーアップしている印象。

1m弱
1m弱

1番長くした状態で1m弱でした。

角度調節が可能
角度調節が可能

90°、45°と場所に応じて角度を変えることができるのも便利なポイント。

131P mop4 800x600 - アイリスオーヤマSCD-131・動画と画像で吸引力や使い勝手をレビュー・ダストカップの色が変わって面白い!

エアコン室内機の上など高いところの掃除にも使えました。あんまり汚いところを掃除するとモップが急激に汚れるので、細かなほこりなどを取るのに使ったほうが良いとは思います。

帯電ケース
帯電ケース

こちらはモップを収納するケース。延長パイプにセットしモップを収納することができます。

掃除機を使って掃除をしているときに細かな汚れに気づいたら掃除機を自立させておいて、モップを取り出してサッと掃除できるのが便利。このへんは考えられた構造だと思います。

延長パイプの取り付け部分と帯電ケース
延長パイプの取り付け部分と帯電ケース
延長パイプに取り付けたところ
延長パイプに取り付けたところ
131p taidencase4 625x600 - アイリスオーヤマSCD-131・動画と画像で吸引力や使い勝手をレビュー・ダストカップの色が変わって面白い!

掃除機にセットしておけるのでサッと取り出え、モップを取りに行く手間がありません。

アイリスオーヤマSCD-131P充電アダプター

充電アダプターの形状とプラグ
充電アダプターの形状とプラグ
アダプターの表示
アダプターの表示

型番はZD012M230050JP。

出力23V 500mAと表記があります。

アイリスオーヤマSCD-131Pスタンド・充電方法など

スタンド本体に支柱を挿し込んだところ
スタンド本体に支柱を挿し込んだところ

スタンドも特徴的な形状をしています。前方の開口部はモップをお手入れするためのものです。

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掃除機をセットする時は延長パイプの出っ張りをスタンドのくぼみにセットする仕様。

延長パイプの部分を引っかけるので、ハンディタイプの時はスタンドにセットできません。

掃除機をセットしたところ・正面と側面
掃除機をセットしたところ・正面と側面

別売りのアタッチメントも収納することができます。

充電中・斜めに見えますが写真を撮る角度の関係です
充電中・斜めに見えますが写真を撮る角度の関係です

やや難点に思うのは充電中はコードがだらーんとしてしまうこと。あまり見栄えがよくありません。

充電アダプターのプラグを直接本体に挿し込むことで充電するのでスタンドがなくても充電できるのはメリットですが、スタンドに収納した状態で充電する時は見た目がちょっと気になります。

ちなみに充電中は赤いランプが点き、完了すると消灯します。

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スタンド後方にコードを引っかけるっぽい部分がありますが、説明書には特に記載が無いのでこの使い方で合っているかどうかは不明です。

アイリスオーヤマSCD-131P各部の重量

本体・1538g
本体・1538g
ヘッド538g
ヘッド538g
延長パイプ202g
延長パイプ202g
すき間ノズル33g
すき間ノズル33g
帯電ケース115g・静電モップ148g
帯電ケース115g・静電モップ148g

本体、延長パイプ、ヘッド、帯電ケース、静電モップの合計は2541gでした。モップまでつけた状態だとやや重い感があります。

アイリスオーヤマSCD-131Pを組み立ててみる

ハンディモード
ハンディモード
ハンディモードでも自立可能
ハンディモードでも自立可能
スティックモード
スティックモード
身長170㎝弱の人が持ったところ
身長170㎝弱の人が持ったところ
自立させたところ
自立させたところ
壁に立て掛けたところ
壁に立て掛けたところ

アイリスオーヤマSCD-131Pの取り回し等チェック

スティックモードにしてモップまでフル装備にして持ってみると、やや重い感じがあります。モップがある分体積も大きくなっているので少々ごつい印象を受けるかもしれません。

ヘッドの可動域は広く、国内有名メーカー品に近い印象を受けました。本体をひねるとフラットに近い状態になり、棚下もスムーズに掃除ができます。この点は好印象。

また、掃除機を自立させておいてモップを取り出して掃除をしたり、壁に立て掛けられる点はなかなか便利です。掃除機を使っているときに周囲の汚れにも目がいってしまうという人や、モップを取りに行くのがめんどくさいという人はかなり良いかも。モップは長くなっているし先端を折り曲げて角度を変えられるので通常では届きにくい場所も掃除ができるのがグッド。

使い終わったモップはスタンドにセットした掃除機の電源を入れて、スタンドの開口部で前後させることでお手入れができます。ただ、床を掃除したヘッドでモップを掃除することになるので「掃除機で床、モップはテーブルの上など軽い汚れ。」といった具合に使い分けている人や潔癖症の人はちょっと抵抗があるかも?

ごみの検知量によってダストカップの色が変わる機能は、吸引性能に直接影響はありませんが視覚的な面白さがあり、掃除のモチベーションになるかもしれません。子供さんのいる家庭だと進んで掃除をしてくれるかも?

肝心のセンサーについてもある程度反応してくれていて、明らかにごみが多い場所に行くとダストカップが赤色に光りますし、ヘッドをずっと同じところに置いておくとそのうちに緑色になります(ダストカップの光り方はごみが多い順に赤→黄色→緑)。センサーが本体部分にあるので反応がワンテンポ遅れる感はありますが、これは他のメーカーの掃除機にも言えることなのでSCD-131Pの性能が悪いわけではないと思います。

ただし、ダストカップの色は黄色であることが多いです。自動モードではダストカップの色が黄色か赤の状態だと強運転になるので(緑だと弱)、自動モードでバッテリーを節約しようという場合でも思ったほど節約ができない可能性もあります。

排気は本体右側からのみ出てくる仕様ですが、そのわりにそれほど勢いが強いということもなく、まあこんなもんかなという感じ。

騒音はやや高めの音が気になるかなといった程度。うるさくないかというとうるさいんですが、掃除機としてはまあ一般的なレベルではないでしょうか。

アイリスオーヤマSCD-131P吸引力レビュー

音や実際に使ってみた感じから推察するにモードによる吸引力の強さは

ターボ>>自動モード(ダストカップが黄色か赤の時)>標準モード>>自動モード(ダストカップが緑色の時)

です。

壁際に重曹を撒いて吸わせてみた感じは、標準モードでもターボモードでもけっこうな取り残しがありました。これはヘッドにソフトローラーを採用している影響だと思われます。この手のローラーは壁際への密着度が落ちるせいか壁際に弱い傾向があります。その分床に優しかったり髪の毛が絡みにくかったりというメリットはあるのですが・・・

ヘッドを壁に付けた後に横にスライドさせると壁際のごみも取れるのですが、壁際重視の人は気を付けたほうがいいかもしれません。

フローリング上に糸くず、シュレッダーにかけた紙。小さく切った消しゴム、重曹を撒いて吸わせてみたところ、糸くずは問題ないものの、シュレッダーにかけた紙はダストカップ内部で詰まり、消しゴムは前方に弾き飛ばしてしまうものがちょくちょく見られました。
紙くずがダストカップ内に詰まるのは他の掃除機でもよくあることですが、消しゴムを弾き飛ばしてしまうのは意外でした。ローラーヘッドで前方の開口部が広めなのである程度粒の大きなごみに対応できると思ったのですが・・・この辺りはダイソンのソフトローラークリーナーヘッドとは違うところです。

ちなみにドア手前の溝に入った重曹はそれなりに取れました。

次にマットに重曹20gを撒いてどのぐらい吸える検証してみたところ・・・

  • 標準8g
  • ターボ14g
  • 自動9g

という結果でした。

マットに強い掃除機だと15~17gぐらいは取れるので、マットやじゅうたんは苦手な部類です。ローラーヘッドを採用している影響でしょう。掃除する時はターボモードで行いたいところです。ただ、その場合は7分という運転時間がネックになります。

畳マットに重曹と小麦粉を撒いて吸わせる検証では畳の目に入った小麦粉が取り切れないのではないかという懸念がありました。しかし実際に使ってみると1往復では取り切れないものの、繰り返し往復することで畳の目に入った小麦粉も取り切ることができました。ローラーを回転させないセーブモードでも目につかない程度に吸い込むことができ、畳にも意外と対応できる印象を持ちました。

アイリスオーヤマSCD-131Pお手入れの手間などをレビュー

ごみ捨ての際は、一度ダストボックスを本体から取り外さないといけないのでワンタッチごみ捨ての掃除機と比べるとワンテンポ手間があります。また、ダストカップの蓋は少し窪みがあるのでごみ捨て時にゴミが残りやすいです。

もう1点気になるのは髪の毛の絡まり方。長い髪の毛を多めに吸わせたときはダストボックス内部に髪の毛が絡まってごみ捨てボタンを押しただけでは落ちてきません。この状態になると黒いカバーやサイクロンユニット(赤いパーツ)を取り外して髪の毛を取り除かなければならず、面倒な感があります。

サイクロンユニット(赤色のパーツ)は内部に5つの気筒があるおかげか重曹や小麦粉がわりと分離されている印象でした。排気フィルターまで到達している重曹や小麦粉はありますが、ほかの掃除機と比べると比較的少なめな気がします。ただし、サイクロンユニットは分解できないので内部の様子がわかりませんし、くぼんでいる部分はブラシが届かないので水洗いしない場合はお手入れしにくいかもしれません。とはいえほかのサイクロン掃除機もサイクロン部分の汚れってこんなものな気もします。まあ、このへんは全部水洗いしたほうが手っ取り早いでしょうね。

ある程度サイクロンユニットでごみを分離してくれるので、今回のレビューで使用した程度では排気フィルターの汚れはほとんどありませんでしたが、フィルターはHEPAフィルターではないので排気のきれいさを考えるとダイソンなんかのほうが上でしょう。

ただし、そもそも掃除機にそこまで排気のクリーンさを求めるかという事もありますし、HEPAフィルターを採用していても掃除機本体のつなぎ目などから空気が漏れだしたりといったこともあるので「HEPAフィルター採用=排気がきれい」といったわけではありません。個人的にはそこまで気にしない部分です。

ヘッドはソフトローラーを採用しているので髪の毛の絡みは見当たりませんでした。小麦粉を吸わせたので周囲が結構汚れていますが、他の掃除機と比較して汚れ方がひどいということは無いと思います。最近はあまり珍しくもありませんが、道具を使うことなくローラーを取り外せるの便利です。

モップのお手入れですが、細かな埃やゴミはスタンドにセットした掃除機で吸い取ることができます。しかしさすがに埃の塊みたいなものやこびり付いた汚れは取れません。モップの先端は取り外せるので水洗いすることになります。普段はスタンドでお手入れしつつ、汚れがひどくなったら水洗いという使用法になるでしょう。

アイリスオーヤマSCD-131Pのおすすめポイント・マイナスポイント

おすすめポイント

  • ごみの検知量によってダストカップが光るので視覚的に分かりやすいし掃除のモチベーションになる
  • 本体に収納できるモップと自立式の掃除機の組み合わせは掃除のバリエーションが広がるし手間が軽減される
  • 付属のモップは伸縮と先端の角度変更が可能なので高いところの掃除にも使える
  • ヘッドのローラーは髪の毛が絡みにくい
  • ヘッドの可動域が広く棚下の掃除もしやすい
  • ダストボックスには気筒5つのサイクロンユニットを採用しており安物のサイクロンにくらべて若干分離性能が高い感がある

マイナスポイント

  • モップを本体に収納するので重さやゴツさが気になる(モップを収納せずに使うことも可能)
  • ヘッドにソフトローラーが採用されているせいか壁際に弱さがある(ヘッドをつけて横にスライドさせるとごみは取れるが)
  • ソフトローラーなのでマットやじゅうたんはあまり得意ではないと思われる
  • ごみ捨て時はダストボックスを一度本体から取り外さなくてはならない
  • ダストカップの蓋はくぼみがありごみ捨て時にごみが残りやすい
  • ダストカップとサイクロンユニット髪の毛が挟まって取れにくくなることがある
  • サイクロンユニットは分解できない(水洗いは可能)

モップを掃除機に収納でき、掃除機も自立したり壁に立て掛けたりできる設計はよく考えられていると思います。以前にもアイリスオーヤマの掃除機をレビューした際にそんな感想を持ちましたが、SCD-131Pはさらにモップが伸縮可能になり掃除の幅が広がっている気がします。

ただ、その分掃除機の重量が増してしまっているので若干取り回しのしにくさを感じる人もいるかもしれません。このへんはトレードオフでしょうか。

ヘッドはソフトローラーが採用されていますが、きつい言い方をすればダイソンのFluffyヘッドが流行っているから採用している感も多少してしまいます。髪の毛が絡みにくいのはメリットですが、壁際性能やじゅうたんやマットからのごみ掻き出しは犠牲になっているのでフローリングメインでの使用になるのではないでしょうか。

こういうヘッドのほうが「ダイソンのFluffyヘッドと同じだ」となって消費者ウケはいいのかもしれませんが、ブラシのヘッドとソフトローラーのヘッドとそれぞれの特性を周知しながら販売をして欲しいなとも思ったりします。

でもまあトータルで見るとやっぱりモップ機構は斬新だなあと思います。

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