洗濯機の縦型とドラム式はどちらがいいか徹底比較・目的に合わせて選ぼう

洗濯機,選び方

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馴染みのある縦型洗濯機、そして2000年代から急速に広まったドラム式洗濯機。

いったいどっちが優れているのか気になっている人も多いと思います。

そこで今回はいろんな観点から縦型とドラム式の違いや優れている点について考えてみたいと思います。

洗濯の仕方・かくはんして洗う縦型とたたき洗いのドラム式

まずはその洗い方から見てみましょう、縦型の場合はパルセーター(洗濯槽の底の羽根)を使ってかくはんすることで汚れを落と方法です。これに対してドラム式はドラムを回転させ、持ち上げて落とすことによって汚れを落とします。

ではこれによってどのような違いが出てくるのでしょうか。

洗浄力の違い 皮脂汚れならドラム・泥汚れなら縦型か

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方式が違うので洗浄力にも影響が出てきます。

縦型はかくはんして衣類をこすり合わせて汚れを落とすので泥汚れに強いと言われています。これに対してドラム式はたたき洗いなので水が少なく洗剤の濃度が高くなり皮脂汚れに強いと言われています。

「縦型は水をたくさん使うから落ちた汚れが洗濯物に戻りにくい」という人もいますし、小さなお子さんがいて泥で汚れる衣類が多いという人や仕事上泥汚れが多いという人は縦型のほうがいいかもしれませんね。

この他の面ですがドラム式はたたき洗いなのでタオルなどのパイルが寝てゴワゴワするといった声も見られます。乾燥まで行えばふんわりと仕上がるのですがドラム式で洗濯だけするといった場合は注意したいですね。

衣類の絡みに関しては縦型のほうが絡みやすいです。絡みをほぐす機能もありますが、洗濯の方式からいってドラム式のほうが絡みにくいでしょう。

洗浄力に関するポイント

縦型

  • 泥汚れに強い
  • 汚れが洗濯物に戻りにくい
  • 衣類が絡みやすい

ドラム式

  • 皮脂汚れに強い
  • 衣類が絡みにくい
  • 洗濯だけだとパイルが寝てしまう

乾燥能力の違い 乾燥はドラム式が断然

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乾燥というとドラム式にしか付いてないんじゃないの?と思う人もいるかもしれませんが縦型にも乾燥機能が付いているものがありますので比較してみたいと思います。

ドラム式はドラムを回転させて衣類を上から落とすことで乾燥を行います。衣類を舞い上げて温風を当てるので乾燥性能は非常に優秀です。縦型よりもシワにもなりにくいです。

これに対して縦型はその形状からそんなことはできませんよね。シワも多くなりがちです。

乾燥に関してはドラム式が圧倒的に有利でしょう。縦型の乾燥機能は非常用ぐらいに考えておきましょう。

ヒーター式とヒートポンプ式に注意

乾燥機能といっても方式があってヒーター式とヒートポンプ式というものがあります。

ヒーター式はその名のとおりヒーターの熱で乾燥させますが、温度が高く衣類が傷みやすい、電気代が高いといったデメリットがあります。

ヒートポンプ式はエアコンなどにも採用されている方式でヒーター式ほど高温にならないので衣類の傷みも少なく電気代も少なく済みます。

ヒートポンプ式のほうが洗濯機自体の価格が高いことが多いですができればヒートポンプ式を選びたいですね。

設置スペースの問題 縦型が有利

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設置スペースについても考えてみましょう。

設置スペースに関しては縦型洗濯機のほうが有利ですね。横幅、奥行きともに縦型洗濯機のほうがコンパクトなことが多いです。

マンションやアパートの洗濯機設置スペースも縦型の設置しか考慮されていない物件が多くあり、設置性で考えれば縦型が良いでしょう。

パナソニックのプチドラムシリーズなどはスペースが狭くても設置できるようにコンパクトな設計になっていますが、「ドラムが小さい」、「乾燥方式がヒーター式」といったこともあり性能面では少し見劣りしてしまいますね。

縦型はフタが上、ドラム式はフタが前

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この他にも縦型は上からフタを開ける、ドラム式は前面から開けるといった違いがありますのでドラム式は前面にもスペースが必要になってしまいます。ドラム式は上に物を置けるという人もいますが・・・やはり広いスペースが必要になってしまいますね。

また、フタの位置によって洗濯物を出し入れする時の体の負担も違います。背の低い人はドラム式がいいという人もいますが、かがんで洗濯物を出し入れする必要がありますので腰がつらいという人はどんな体制で出し入れするのか考えてみるといいかもしれません。

省エネ性は?節水ならドラム式

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電気代に関しては乾燥まで考えるならば省エネに優れたヒートポンプ式を搭載したドラム式が有利でしょうね。ただ、乾燥しないとなるとどちらとも言いがたいかなとは思います。

節水に関してはドラム式ですね。たたき洗いなので水は圧倒的に少なく済みます。

お手入れのしやすさは縦型

お手入れのしやすさは構造からいって縦型のほうが楽です。洗剤ケースや糸くずネットはありますがドラム式のフィルター掃除に比べるとかなり楽なのではないでしょうか。

ドラム式はフィルターの目詰まりによってエラーを起こし、洗濯がやり直しになってしまったという話がよくあります。こまめにフィルターをチェックして掃除をしないといけないのでこうした点では面倒ですね。

価格は縦型洗濯機が圧倒的

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価格の面では圧倒的に縦型です。3~4万円ぐらいの安いものから10万円以上の物まであって選択肢がかなり広いです。あまり予算の掛けられない一人暮らしの人などは縦型にすることがほとんどでしょう。

これに対してドラム式は10万円を超えるものがほとんど。縦型の洗濯機の何倍もの値段です。

縦型とドラム式で同じぐらいの価格のものもありますが、選択肢という面では縦型のほうが圧倒的でしょう。

まとめ

 縦型ドラム式
洗浄力泥汚れに強い皮脂汚れに強い
乾燥おまけ程度優秀
設置スペースコンパクト場所を選ぶ
省エネ水をたくさん使う水少ない・乾燥も電気代安い
お手入れフィルターの掃除がたいへん
価格安い高い

縦型とドラム式の特徴を表にまとめてみました。

私なら

乾燥をよく使うなら圧倒的にドラム式。泥汚れが多いなら縦型

といった感じで考えます。

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