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洗濯機の歴史~レバー付きローラー式洗濯機、2槽、全自動、ドラム式まで~

2020年6月2日洗濯機, 洗濯機コラム

毎日のお洗濯に欠かせない全自動洗濯機。これが無かったらと想像したらゾッとしますよね。

では洗濯機はいつ頃からあるのでしょうか。今回は洗濯機の歴史を探ります。

電気洗濯機が登場するのは1900年代

電気洗濯機は20世紀の始めにアメリカで登場してういるようです。1900年代にはすでに電気洗濯機の特許が存在したといわれており、この頃から存在したようです。また、それまでは動力を使ったものとしてガソリンエンジンや蒸気機関で容器を回転させる仕組みの洗濯機があったようです。

1920年代から広まりはじめ、1930年代になると欧米で電気が普及してくるので電気洗濯機も普及が進んだようです。日本では昭和3年に輸入販売を開始、1930年には現在の東芝にあたる芝浦製作所から攪拌式ソーラーA型という名前で販売されました。価格は370円。初任給が60~70円ぐらいの時代ですからかなり高価ですね。

当時はまだ脱水は自動で行うことはできませんでした。

日本では戦後にいろんな方式の洗濯機が登場

戦後になると1949年に、攪拌用の棒を回転させて洗濯する「攪拌式洗濯機」が発売されます。

また、1952年には振動を発生させて共振によって選択をする「振動式洗濯機」が発売されます。布の痛みは少なくて済みますが振動がうるさいのと汚れの落ちが悪いのとで普及はしなかったようです。

1953年には「噴流式洗濯機」が発売されます。洗濯槽側面の羽を使ってかき混ぜる方式です。のちには洗濯槽の底の凹凸を回転させて洗濯をする「渦巻き式」が登場、改良は加えられていますが現在の縦型洗濯機もこの方式です。

実は1950年代に日本ではドラム式洗濯機も発売されています。1956年に東芝から日本発のドラム式全自動洗濯機DA6型が登場。ですがサイズなどのことなどもあってかこちらは当時は普及しなかったようです。

脱水機付き洗濯機の登場

1954年には脱水機付きの洗濯機が登場します。とはいっても電気の力で脱水をするのではなく2本のローラーに洗濯物を挟み込んでハンドルを回すことで脱水を行うものでした。

1958年 日立 SH-PT20型の動画をアップしている方がいらっしゃったので貼っておきます。

1959年には現在のように遠心力によって脱水する「遠心脱水機」が発売されますが、これは単体のものです。

翌年の1960年についに洗濯と脱水が一体化した2槽式洗濯機が発売されます。2槽式の洗濯機は洗濯物を移す手間は掛かりますが洗濯と脱水が同時進行できて今でも一部の人は2槽式を愛用していますね。また、洗濯と脱水を1つの槽でこなす全自動洗濯機も登場しますが2槽式洗濯機が主流でした。

1972年は洗濯からすすぎまでを自動化した自動2槽式洗濯機が発売されています。

東芝からは洗濯槽で洗濯をしつつ脱水槽でシャワーによるすすぎができる「シャワーリンス銀河」という洗濯機も登場しました。1960~70年代は2槽式洗濯機の時代が続きます。

1980年代に全自動洗濯機の時代へ

洗いから脱水までを自動で行う全自動洗濯機は1965年に松下電器から登場していましたが、まだまだ改良すべき点が多く普及には至っていませんでした。

しかし1980年代になってくるとマイコン制御などの改良が加えられ全自動洗濯機が普及してきます。1984年には洗濯容量5.0kgの全自動洗濯機が発売されて洗濯容量も増えてきました。

そして1990年代に入ると2槽式と全自動洗濯機は立場が逆転。一気に全自動洗濯機の時代へと突入します。

こうした一連の流れはNPO法人科学映像館さんの動画がわかりやすいかもしれません。

2000年代にはドラム式洗濯機が再び登場しはじめる

2000年代に入るとドラム式洗濯機が国内に登場してきます。ヨーロッパで普及している方式ですが、軟水の日本では汗や泥汚れが落ちにくいという点やサイズが大きくなってしまうといった点で不利といわれていました。

しかし年々改良が進み温水機能やシャワー機能などで洗浄力は縦型と遜色無いものも登場しています。

そして何よりも乾燥機能が搭載されており、洗濯から乾燥までできるのは魅力でした。これによって洗濯機の市場に洗濯乾燥機というジャンルが登場します。

そしてこれまでの洗濯方式だった縦型の洗濯機にも乾燥機能が搭載されるようになっていきます。

現在は縦型とドラム式

現在では1980年代から改良が進む縦型の全自動洗濯機とドラム式洗濯機がシェアのほとんどです。縦型は価格の面や設置スペースの面で、ドラム式は乾燥機能で有利でしょうか。

これから洗濯機を購入するとしたら生活スタイルを考慮してどちらがいいのか決めていきたいところです。