WomowコードレスクリーナーW9をレビュー
アマゾンで多数登場している中国メーカーのコードレス掃除機。
Womowの掃除機もその中の1台ですが、今回はWomowのW9をレビューしてみたいと思います。
W9の性能
吸引力は 16000Paとなっています。ヘッドの性能が考慮されていないのでこれが全てではありませんが、以前レビューしたDibea D18が9000Paであることを考えると期待ができそうです。
充電時間が2.5時間で使用時間は最長35分。充電時間が他の機種よりもやや短いのがポイント。
この他、空気清浄機などにも使われるHEPAフィルターを搭載し、排気もなかなか綺麗そうです。
Womowってどこのメーカー?
Womowの方とメールのやり取りをさせていただいて会社のことについても少し聞いてみたのでレビューの前にちょっと書かせていただきます。
所在地:中国・蘇州工業園区
会社の起こり:十数年前にODMやOEMを通じて起業し、コードレス掃除機やダニクリーナーなどを取り扱う。
理念:利便性・効率性を考えお客様が安心して使えるクリーナーを開発し、コストパフォーマンスも含め良質な製品を作り上げるよう努力する。
ブランドについて:「Womow」ブランドは2018年に出来たブランドでアマゾンを通して海外で販売。
とのことでした。
W9開封
ではいよいよW9の開封です。箱はちょっぴり大きめ。
W9って付属品がけっこうあるんですよね。
箱の横側。
箱を開けるとデーンと各種パーツがお目見えです。
本体・バッテリー・アダプター・パワーブラシ・延長パイプ・ソファブラシ・家具ブラシ・すき間ノズル・隙間ノズルに付けるブラシ・壁フック・延長ホース・説明書が入っていました。
本体
こちらが本体の左右。ダイソンに似ています。持った感じはややゴツイ感じがします。
本体の上部には電池残量と運転モードを表示するランプとフィルターへアクセスするためのボタンがあります。
本体後方に電源スイッチとモード変更ボタン。そしてアダプタのプラグ差込口があります。
その形状からてっきり画像赤丸のところにトリガーがあるのかと思いましたが、電源は他の部分に・・・
本体後方に配置されています。親指が届くのでそれほど面倒でもありませんが、この位置は意外。
運転モードはREG(通常モードにあたる)とMAXがあり、灰色のボタンで切り替えます。
Womowのロゴの下の青い線が電池残量。4段階表示。
「REG」と「MAX」でモードが表示されます。
本体にはモデル名と電圧、商品電力が。25.2Vと高い!
バッテリー
バッテリーは着脱可能ですが、充電スタンドなどは付属しないので充電するときは
- 本体にバッテリーをセット
- 本体にアダプタのプラグを差し込む
といった手順になります。
アダプタ
こちらがアダプタ。OUTPUT DC30.0V 1.0A。
サイクロン部
「あれ、ゴミ捨てボタンが無い・・・」としばらく探してしまいました。
どうやらここを押して開けるらしいです。
ゴミ捨てボタンが無いのはややマイナス要素か。
クリアビンはオレンジ色のボタンを押しながら少し回転させて外します。
また、本体上側のボタンを押しながら蓋を開けるとHEPAフィルターにアクセスができます。
こちらがサイクロン部を全て分解した状態。部品数はそんなに多くないです。
クリアビンはヘッドのブラシを回転させるための配線があるので、水洗いはできなさそう。説明書には湿った布できれいにするよう書かれています。
こちらはメッシュフィルター。
メッシュの部分は金属が採用されています。
本体上部の蓋を外した状態。左側にHEPAフィルターが見えます。
HEPAフィルターはこんな感じ。プリーツ状になっています。
HEPAフィルターを外すと本体はこうなっています。
HEPAフィルターでろ過された空気が排気へ流れるようになっています。
ヘッド(パワーブラシ)
ヘッドは幅約24.5cmといったところ。
ブラシの密度はまずまず。柔らかい素材が採用されています。
ヘッドの前方にはLEDライトが4灯。後方は特に変わったところはありません。
うまいこと寝かせると一番高いところは8cmぐらい。
LEDの明るさは良好。
回転ブラシを外すときは裏側のオレンジ色のパーツをコインなどでひねって外します。
コインを使わないといけないのがやや面倒ですがそれ以外は簡単です。
延長パイプ
延長パイプは長さ約73cm。接続部分を含めない場合は69cm弱といったところ。
ソファブラシ
ソファブラシは、ダイソンのミニモーターヘッドにそっくり。ブラシの毛の密度が低い気がします。
ちなみに角度調節はできません。
こちらもブラシを取り出してメンテナンスができます。側面のパーツをコインで回転させてから取り外します。
ブラシは横に引き抜くのではなく(ダイソンは横に引き抜く)、写真のようにして取り出すのでブラシは傷みにくそう。
家具ブラシ
こちらは家具ブラシ。ダイソンのミニソフトブラシにそっくり。
吸い込み経路が透明になっているのでゴミの詰まりが確認できていいかも。
すき間ノズル
すき間ノズルはたたのすき間ノズルかと思いきやブラシを取り付けて使用することもできます。
エアコンフィルターの掃除などメッシュになった部分の掃除はこれがいいかも。
延長ホース
延長ホースはびよんびよん伸びます。
各種付属品を取り付けて使えるので何かと便利。
ただし、電気配線は無いので接続してもソファブラシやヘッドなどの回転ブラシは動きません。
延長ホースを使ってもブラシが回転するといったら日立のパワーブーストサイクロンですね。
壁フック
いわゆる壁掛けツールです。
とてもシンプルで付属品の収納はできません。
説明書を見るとヘッドを浮かせた状態で保管できるようです。
ただ、そんなに強度は無さそうなのでヘッドを床につくように保管したほうが安心かも。
各部の重さ
本体は1644gとやや重さがあります。
本体、パイプ、ヘッドの合計が2448gと他の機種とくらべると重い感じは否めません。
実際に使ってみる
実際に使ってみたところ、本体のごつさを感じる分吸引力はなかなかでした。
REGモードでも十分実用範囲です。壁際ではやや取り残しがあるもののヘッドを横にスライドさせることで重曹を取りきれました。
マットに重曹を20g撒いて吸い込む検証ではREGモードで15g、MAXモードで16gとなかなか良好でした。畳マットの上も特に問題なし。
ソファブラシで布団の掃除をさせてみてもゴミの取れ具合はなかなか。
延長ホースと
大き目のゴミはヘッドの形状からして前に押し出してしまいますが、上からかぶせれば多少は吸えます。ヘッドに詰まるのでメンテナンスの必要が出てきますが・・・
取り回しでは、高さの無いところはわりとヘッドが入りますが、本体を寝かせすぎるとヘッドが浮き上がってしまうのでそれほど良好とはいえないかも。ヘッドの稼動域はやや狭い気がします。
使用後の状態
ゴミ捨てをしたときにクリアビンの蓋の部分にゴミが残りやすいです。
蓋が開いても出っ張った部分にひっかかってけっこう残ります。
メッシュフィルターは銀色の金属部分はほとんどゴミが付きませんが、その下のプラスチック部分には細かいゴミが溜まるのでお手入れが必要です。この部分は水洗い可能なのでそれほど苦でもないかもしれませんが。
メッシュフィルターを取り外してみると・・この部分は意外や意外、汚れが少ないです。透明なので汚れ具合がわかりやすいのもいいかも。
ただ、黒いパーツの周辺やオレンジ色のパッキンの周辺はそこそこ汚れてます。あと透明なパーツの一番奥の部分も汚れています(ここはブラシが届かない・・・)。
メンテナンスの際は取り外して水洗いできないのがマイナスポイントか。ネジを外せば外れるんでしょうけど、たぶんメーカーはそこまで想定していないでしょうね。
そしてHEPAフィルターの部分。全然汚れが見あたりません。
HEPAフィルターをよーくみてもゴミが見えない。触ってみても重曹のざらっとする感じはありませんでした。
これまで試してきたコードレスサイクロンは、サイクロンの最後にフィルターが搭載されていて、重曹を吸わせるとけっこう白くなる機種が多かったのですが、W9の場合はHEPAフィルターが汚れている様子がほとんどありません。
ゴミを吸わせる量も関係してくるでしょうが個人的な印象としては価格に対するサイクロンの分離性能はかなり高いように感じました。
Womow W9 おすすめ点マイナス点
おすすめ
- 吸引力がなかなかREGモードでも実用範囲
- ソファブラシ・家具ブラシ・延長ホースと付属品がまずまず豊富
- 充電時間が2.5時間と短め
- 安いわりにサイクロン部分が優秀
マイナス
- 本体がごつくて重い
- 取り回しの部分ではやや劣る印象
- サイクロン部分は完全分解して水洗いすることができない
総評としてはややごつくて重い分吸引力やサイクロンはコスパに優れているといった感じです。軽快さ重視の人には向きませんが吸引力と価格重視の人には価値ある一品かもしれません。
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Womow W9 コードレス掃除機 16000pa超強吸引力サイクロン式 300Wデジタルモーター 軽量充電式スティックハンディクリンーナー LEDヘッドライト付き PSE認証済
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