MOOSOO サイクロンス式ティッククリーナーV400をレビュー 評判はいいけど実際には?実力を評価!

2022年8月21日掃除機レビュー,有線サイクロンMOOSOO

価格が安く、評判も上々のMOOSOOのサイクロン式スティッククリーナーV400。その実力はいかほどのものでしょうか。

コードレス掃除機K17のレビューもあります。コードレス掃除機をチェックしたい人はこちらをどうぞ。

V400の基本スペックについて

MOOSOOのことについて触れましたが次は肝心なV400のスペックについても確認しておきたいと思います。

  • 吸引力 15KPa
  • 集じん容量 1.2L
  • コード長 5m
  • 質量 2.8kg(部品含む)

有線式のスティッククリーナーで吸引力の目安として15KPaと書かれています。吸引力の目安の表示は国によって違いますし、ヘッドによっても変わってくるので実際に使ってみてチェックしたいと思います。

集じん容量は1.2Lとサイクロン式にしては大きめな気がします。

コードの長さは5mあるのでけっこう使い勝手がよさそうです。

重さはアマゾンの販売ページでは3.16kg となっていますが説明書には2.8kgと書かれていました。

V400開封

MOOSOOV400はこんな箱に入って届きました。

箱には「きれいな生活ように楽に掃除しましょう」と書かれています。ちょっと日本語が(汗


こちらが内容物です。安い割りにけっこう付属品があります。


内容物を取り出して並べてみました。

  • 本体
  • ヘッド
  • フロアモップ用ヘッド
  • 延長管
  • 多用途2in1小型ブラシ
  • 多用途2in1隙間ノズル
  • 説明書

が入っています。

本体


本体にはコードは付いていて長さは5mちょっと。コードの格納はできませんが長さ十分で広範囲を掃除できます。


本体の左右の写真。

デザインはダイソンにちょっと似てる?


前後の写真。

前方から見ると真ん中下あたりにゴミ捨てボタンが見えます。後ろ側は電源コードが接続されています。


上下の写真。

上部に電源ボタンとダストボックス取り外しボタンが配置されています。ボタンは2つだけで非常にシンプル。

下から見ると小さな脚が4つ付いているのがわかります。脚はゴム製ではなくプラスチック製。ゴム製だと立てかけたときにグリップ力があって良いと思うのですが、安いのでここまでは予算がまわらなかったのかも。

ダストボックスとサイクロン部


こちらがダストボックス。本体のダストカップ取り外しボタンを押して取り外します。ちょっぴりボタンが硬い気がしますが慣れればそんなでも無いでしょうか。


全てのパーツを分解していみました。

パーツは全部で5つ。


大き目のゴミを分離するための円柱状のフィルター。穴はやや大きめでプラスチック製ですが安いので仕方がありません。


サイクロン部は4気筒。ここで細かなゴミを分離するものと思われます。


サイクロン部でも分離しきれなかったゴミはこのスポンジフィルターで受け止めることになります。


ちなみに黒いスポンジは取り外せます。

ヘッド


ヘッドは幅が約28cm。

平べったくて幅広なのが特徴です。


ヘッドの裏側と正面。一番高いところは6cmぐらいです。

回転ブラシは無く、幅広の吸い込み口の後ろに取り付けられたブラシがあるぐらい。

また、よく見るとスリットが4つあります。スリットを設けることで壁際のゴミを吸い込みやすくなっているのではないかと予測します。


ヘッドの稼動範囲はこんな感じです。

フロアモップとフロアモップ用ヘッド


ゴミを吸うのとモップ掛けを同時に行うためのヘッドも付属しています。


モップを取り外すとこんな感じです。

モップは水洗い可能とのこと(水洗いしたらよく乾燥させる必要があります)。

なんだかシャープのコードレスワイパー掃除機を思い出します。

延長管


延長管は伸縮が可能です。

スティッククリーナーは延長管が伸縮できないものがけっこう多いのでこうして伸縮可能なのはけっこう嬉しいかも。

多用途2in1小型ブラシ


付属のブラシ。2in1って何のことだ?と思いましたがブラシの部分がスライドして取り外せます。


こんな風にブラシを外して使うこともできます。少し幅は狭いですがソファとかの掃除にいいかも?

多用途2in1隙間ノズル


ダイソンのノズルに似てる気がします。

普通に隙間ノズルとして使えますが、ブラシをスライドさせて使うこともできます。

各部の重量


本体はコード無しで1346g。


コードありで1588g。けっこう軽いです。


ヘッドは300g。


延長管247g、ブラシ54g、ノズルが48g。


フロアモップとモップ用ヘッドが294gでした。

本体(コード含)、延長管、ヘッドで合計2135g。ヘッドがモーターヘッドじゃないので軽量です。

実際に使ってみる

(↑いろいろと掃除機の動画をアップしているので登録お願いします!)

重曹とシュレッダーにかけたチラシを吸わせてみるなどした様子を動画に撮ってみました。

回転ブラシは無いが有線なので吸引力なかなか

ヘッド直下の吸引力を重視して作られているのかヘッドは床に吸い付く感じでやや動かしにくいですが

ジョイントマットの上で使った際はジョイントマットが柔らかい分床に吸い付く感じですが、フローリングで使った場合はヘッド裏のローラーが回転してすんなり動きます。

けっこうゴミを取ってくれる印象です。ヘッドの前方にスリットが設けられているおかげか壁際の重曹もきちんと吸い取ってくれました。

ヘッドに回転ブラシは搭載されていませんが畳マットの上に撒いた重曹もきちんと吸ってくれました。

また、マットに20g重曹を撒いて何g吸い込めるか検証したところ17gを吸い込むことができました。ブラシが無いわりにけっこう吸い込めていると思います。

コードが長いのでコンセントの位置をあまり気にしなくてもいい

コードの長さは測ってみたら5mちょっとありました。コードがけっこう長いのでコンセントの位置をあまり気にすることなく使えるかもしれません。

フロアモップ用ヘッドは用途を考えて

フロアモップ用ヘッドは吸い込む部分が床に密着していないのでどうしても吸引力は落ちてしまいます。重曹を巻いて吸わせてみたところ、見た目は取れていますが手で触ってみると重曹のざらざら感が残っていました。

汚れている場所を掃除するというよりは、普段から掃除をしていてある程度きれいになっている場所で少しゴミを吸い込みつつモップ掛けをするという意識でいたほうが良いかもしれません。

2in1の付属品がなかなか

そもそも価格が安いので安っぽい感はぬぐえませんが、付属品もなかなか良さそうです。

2in1のノズルとブラシは1つ2役なので場所をとらず便利です。

ダストボックスは安っぽいが水洗い可能

ダストボックスも円柱状のフィルターがプラスチックであるなど安っぽさは隠しきれませんがブラシを回転させるための電気配線がありませんので水洗いができるのがメリットでしょうか。

点数が多いのでお手入れが面倒ではありますがサイクロン式に慣れていればそんなに苦にならないかも。

音は意外と気にならない

掃除機なのでもちろん音は大きいのですが、「安物だから爆音だろう」と思っていたらそれほどでもありませんでした。

その他気になる点など

延長管の長さを細かく調整可能なので身長にあった長さにできて便利かもしれません。最近のスティッククリーナーは意外と延長管の伸縮ができないモデルが多いので。

また、本体左右に排気用と思われる穴が開いていますが排気が出てくるのは右側だけです。

V400おすすめポイントマイナスポイントまとめ

MOOSOO V400のおすすめポイント

・価格が安い
・意外と軽い(あくまでも価格に対して)
・有線式なのでバッテリー切れの心配が無い、コードの長さも5mある。
・有線式なので安くても吸引力がなかなか
・付属の2in1ブラシと2in1隙間ノズルは小さいけどなかなか便利そう
・ダストボックスはすべて水洗い可能
・延長管の長さが細かく調整できる
・フロアモップ用ヘッドで掃除機掛けとモップ掛けが同時にできる

MOOSOO V400のマイナスポイント

・価格が安いので安っぽさがある
・ダストボックス取り外しボタンが硬いなど
・ヘッドに回転ブラシが搭載されていないので絨毯などは他の有線式に負けそう
・サイクロン部などダストボックスのお手入れはちょっとめんどう
・フロアモップ用ヘッドはそんなにゴミを吸い込んでくれないので過信は禁物

「掃除する場所はフローリングメインで安い掃除機が良い」、「安っぽさは気にしない」という人や「コードレスはバッテリーの心配をしなくてはいけないので嫌だ」といった人におすすめです。

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