メタルラック(スチールラック)に電子レンジを置くと揺れる?設置して大丈夫なのか?板は敷くべきか?

2024年7月11日オーブンレンジ,オーブンレンジコラム

電子レンジの置き場所は冷蔵庫の上、キッチンボードなど様々ですが、その1つとして候補に挙がるのがメタルラック。

一部では安っぽいとの声もありますが、棚の組み換えが可能で使い勝手はなかなか良好です。

今回はキッチンのメタルラック(スチールラック)に電子レンジを置くことについて考えてみたいと思います。

製品にもよりますがキャスター付きでもメタルラックの耐荷重は意外とあります。

例えばポールが25mm仕様のルミナスの90㎝幅メタルラックは棚板1枚当たり80kg。全体の耐荷重はキャスター装着時で300kg。キャスターで走行させても50kgあります。電子レンジの重さは10kg~20kgぐらいでしょうから、しっかりとした製品を買えば十分設置できるでしょう。

よって基本的にはメタルラックが大きく揺れるようなことは無く、設置しても大丈夫だと思います。

メタルラックに電子レンジを置くと揺れる理由

基本的にメタルラックに電子レンジを設置しても大丈夫ですが、一部では「レンジを設置すると揺れる」という声もあります。

ではどんな時に揺れるのか・・・それはやはり設置条件が悪いことが挙げられます。

どんな時に揺れるのか

具体的にどんな状況が良くないのかというと、メタルラックに対してレンジが大きすぎたり、メタルラックの下に冷蔵庫を設置したためにメタルラックの下のほうに棚板が取り付けられていなかったり、やはり想定される使用条件と異なる場合に揺れが大きくなります。

メタルラックに対してレンジが大きすぎる

電子レンジは大きいものだと奥行きが45cm弱(ハンドルを含むと48cm程度)あります。

メタルラックは幅、奥行きの選択肢が非常に豊富ですが、もしも奥行35cm程度のメタルラックに大き目のレンジを設置してしまった場合、不安定感は否めないでしょう。

しっかりレンジのサイズに合ったメタルラックを用意したいものです。

メタルラックの下側に棚板が取り付けられていない

メタルラックはご存じのように4本の柱に棚板を複数枚取り付けて安定感を出している収納ですが、下のほうに棚板が取り付けられていないと安定感が失われてしまいます。

メタルラック下のスペースに冷蔵庫やゴミ箱を設置するなどしてスペースを広く取ってしまった場合は、不安定になるでしょう。ただし、はじめからそのように設計されているメタルラックはサイドバーなどで補強されており、揺れへの心配は少なくなっています。

レンジを設置したメタルラックが揺れないための対策

揺れが大きい場合はどんな対策を施すべきなのかについても考えてみました。

サイドバーもしくわ代わりになるもので補強したい

こんな感じで冷蔵庫お上に置く場合は下側にまったく棚がありません。ぐらつきが心配なのですが・・・

こちらの商品は棚板の代わりにサイドバーを装着することでぐらつきを抑えています。こうしたサイドバーを使うことでぐらつきを抑えるようにしたいですね。

サイドバーが付属しない製品でもメーカーやポールの直径を確認の上、専用のサイドバーがあるかどうか見てみるとけっこう売られていたりします。

↑一例。アイリスオーヤマはサイドバ-を用意しているようです。

棚板をサイドバー代わりにする

ただ、「いや、こういう電子レンジ専用商品は高いし、サイドバーを別に買うにしたってお金かかるじゃんよ。メタルラックは安いから電子レンジ置き場に使いたいんだよ。」と思っている人も多々いると思います。その場合ですが・・・

余っている棚板を後方や側面に結束バンドなどを使って固定するとマシになるかもしれません。

ただ、メタルラックのメーカーはこんな使い方を推奨していませんし、完全に自己責任なる使い方ですね。

左右に別のラックを組み合わせる

へたな図ですみません。

メタルラックを左右にどちらかに設置しすることで安定感が増すと思います。電子レンジを置いているラックは下のほうに棚板がありませんが、隣のラックは下までしっかり棚板を付けて安定させるというわけです。

対応する製品を確認する必要がありますが、背の高いメタルラックなら天井と突っ張らせるポールも使って安定させるのも良いかもしれません。

レンジを置くメタルラックの棚板は板にしたほうが良いのか

メタルラックの棚板はご存じのようにスカスカ。よって電子レンジの脚が網目にはまってしまうことがあるでしょう。別にこれでも置けるので安定していれば問題無いといえば問題ないのですが、やはりあ棚板は網目のものでなく板にしたほうが安心です。見た目も良いですしね。

見た目はいいが価格は高い

ただし、木の棚板はなかなか高く、5~6000円したりします。「これだったらハナからレンジ用のメタルラックを買ったほうがいいんじゃないの?」ということになってしまいます。「今使っているメタルラックをどうしてもレンジ置き場にしたい」という場合以外は、微妙です。

薄いシートだと重みに耐えられなさそうですし・・・

手間を惜しまなければホームセンターで板を買って指定の長さにカットしてもらって乗せるという手があります。

まあ、安定感をしっかり確認する必要がありますががそのままの棚板にレンジをのせるのが一番安上がりですね。

メタルラックに電子レンジを設置する・まとめ

まとめると

  • 耐荷重を考えれば、メタルラックは十分電子レンジ置き場として使える
  • 棚板の奥行きや幅に余裕を持たせて設置するなど配慮は必要
  • 下のほうに棚板が無い場合はサイドバーを使ったり他のメタルラックと組み合わせたりして安定させる
  • 木の棚板を取り付ければ安定して置けるが個別で買うと高い

といったことかと思います。

電子レンジ用に設計されたメタルラック

最後にレンジ設置も考慮されたメタルラックをいくつか紹介しておきます。これから購入する予定で予算もそれなりにあるならこちらが楽です。

アイリスオーヤマ MTO-MR55

わりと低価格の4段ラック。レンジを置く部分にはメラミン天板が使われています。

レンジは置けませんがスライド式の棚も付いていてポットや炊飯器の設置が可能。キッチン周りの家電をまとめて置けるので便利です。

ルミナスラック MD6015-4MR

こちらも木製天板でレンジが設置しやすくなっています。スライド式の棚も付いて便利ですが、幅が広くなっている分かアイリスオーヤマのものより少々高めです。

安さ重視のメタルラック

ルミナス el19-15605

同じルミナスシリーズでもこちらは価格がお手頃で4000円台です。棚板は木製ではなく網目になっていますが、商品写真では電子レンジが置かれていることから電子レンジを置くことも十分考えて作られているようです。

スライド棚はありませんが5段で収納力もあり、安く済ませたい人におすすめです。奥行きが35cmと短めなので電子レンジのサイズ確認は忘れずに。

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