古い木造住宅ではどんなエアコンに買い替えるべき?エアコン購入体験談

2024年8月13日エアコン,選び方

エアコンを買うにあたって、対応畳数をチェックするのは誰もがやることだと思いますが、単純に畳数だけをチェックすればいいというものではありません。そこで今回はエアコンを購入するにあたっての店員さんとの会話をご紹介したいと思います。

ご紹介するのは古いエアコンから買い替えをした翔さんのお話。

木造の住宅で天井が高いといった住環境とも合わせてたいへんためになる体験談ですので注目です。

古い木造住宅用にエアコンを買うことに関して家電屋の店員さんに言われた注意点

画像はイメージです

いくつか機種をピックアップして家電量販店で店員さんに話しかける

夏の暑い日突然我が家のエアコンが動かなくなってしまった。
もう十年以上前に祖父母が買ったエアコンで除湿機能すらついていないような古いタイプの物でした。

この季節にエアコンなしはさすがに厳しいと思い慌てて買いに行きました。

普通に安い物を買って帰ろうと、値段を見て、安いものをいくつかピックアップした上で店員さんに話しかけてこの辺りの物が欲しいというと、取り付け位置や今使っているものなどを聞かれたのです。

古い木造住宅では対応畳数があてにならないことを知る

10年以上前のエアコンを使っていて壊れた。10畳くらいの部屋なので10畳用の物がほしい。
というと、一瞬悩んだ後、いくつか質問をされました。

「エアコンの名前はわかりますか」
と聞かれて、答えると店員さんがすぐに調べてくれて8畳用だということが判明した。

「建築物は木製か鉄筋か築何年くらいですか?」
と聞かれたので木製で100年以上と答えると。
「それは10畳用では無理です。」
と言われたのです。

ちょっとまってくれと、今ついていたの8畳用でしょ?と聞くと
「昔のエアコンはパワーが有ったので多少小さい容量をつけても大丈夫だったのですが、今のはエコなので、ちょっと厳しいですね。しかも、家が古くて木製ということなので密閉性が悪いのです。天井も高いですよね?」
と聞かれてたので確かに冬は隙間風が結構あるし、天井も3メートル以上はあるんじゃないかなと答えると
「ですよね。最近の建物は2メートルちょっととかなんですよ。ジャンプすれば背が高い人なら手が届くくらい。」
確かに、そうですよね。となりました。

古い木造住宅における妥協案

じゃあどれにすればいいのですかと聞くと。

「16畳用か18畳用辺りですかね。」
と聞かれたのですが、我が家古いため200Vが来てないからつけれないというと。
「いや、まさか…、最近中々ないですよ?」
電力系の光回線は引けなかったし、そもそも家の周りにトラックが入らないという話をすると、
「ありえるかもしれませんね。でしたら、センサーがいいのが付いている14畳用の100Vにしましょう。こちらでしたらセンサー機能が非常によく部屋中を見守ってくれて、風も普通1つの方向にしか出せないけど、こちらでしたら、2つに分けれます。ですので、人のいるところを涼しくしてくれます。」

と言って風の出るところが2つにわかれているタイプのものをおすすめしてくださったのです。
「これでも前のより涼しくないかもしれません。実際に同じようなお客様から壊れてると言われてなおしに行ったら壊れてないという事案がたまに起こっています。」

そうは言ってもそれしかつけれないということで、そちらを購入しました。
結果的にセンサーで人のところに風が来るので一応は快適に過ごしています。
センサーを切ると全然涼しくなく、2つの風の出るところを連動させても涼しくなりません。
もしも、その辺り店員さんが知らなかったらと思うとぞっとします。
さっき、名刺を確認したらエアコンの営業責任者の方だったようです。

古い木造住宅におけるエアコン選びの注意点

まとめると古い木製の家に住んでいる人は以下の事に注意する必要があります。

  • 天井が高いのでそのままの畳数では買ってはいけない。
  • また、一般的に表示されている畳数は鉄筋用で大体2~3畳たす必要がある。
  • 昔のエアコンは今のよりもパワーが有るのでそのままの畳数で選んではいけない。

私自身はいい店員さんにあたったのでよかったですが、皆さんもお気をつけ下さい。

兵庫県 翔

エアコン選びの際は同じ畳数でも天井の高さや木造鉄筋を考慮する必要がある

といったわけで木造住宅でさらに天井も高いお家ではかなり余裕を持ってエアコンを選ばないといけないという体験談でした。

また、今のエアコンは省エネが進んだかわりに対応できる畳数に余裕が無いというのは盲点でした。確かにそういった面もあるのかもしれません。

エアコンを選ぶときは高さも含めた部屋の広さ、建築構造、日当たりなども考慮したほうが適切な物を選ぶことができますので対応畳数だけで決めるのではなく、ちょっと考えてみるといいかもしれません。

スポンサーリンク