エアコンのスペースと寸法・設置場所のチェックを忘れずに!
エアコンを買うときは機能ばかりに目がいってしまいますが、寸法を考えておくのも重要です。
いざ設置する時になって、予定の場所に収まらない!なんてことになったら目も当てられませんよね。
室内機の寸法と設置スペースの幅と高さ
まずは一番に思い浮かぶと思いますが室内機の設置スペースです。室外機につなげないといけませんから窓の付近などに設置するケースが多いでしょうか。エアコンを取り付けるスペースが十分あるかどうかはもちろんのこと、近くに収納などがあると、開かなくなってしまう場合もあるので注意しましょう。
ぎりぎりのスペースでは無く余裕を持ったスペースに設置をするのが望ましいです。
富士通さんのサイトを見ると上は50mm以上、左右は30mm以上空けるのが望ましいようですね。
あたりまえですが運転時のことを考えて室内機のすぐ正面に物がこないようにすることも大切です。
室内機取り付け位置の補強
あらかじめエアコンの取り付け位置として計算して作られている場所は問題ありませんが、特殊な構造の場所に取り付ける場合は室内機をきちんと固定できるか、壁の下地が必要かどうか考えておく必要があります。
電源コンセントの形状
エアコンの取り付け位置にはエアコン用のコンセントが設置されていますが、差込口の形状がいろいろとあります。機種によって形状が合わないことがありますので100Vなのか200Vなのか、コンセントの形はどんな形をしているのか、契約しているA(アンペア)はいくつなのかをメモしておくと便利かもしれません。
室外機の設置スペース
忘れてはいけないのが室外機の設置スペースです。室外機の通風口をさえぎってしまうようだと省エネにも影響してきます。エアコンのスペックをチェックすると「配管の長さ」と「最大高低差」が表示されています。この範囲内に設置できるか調べておきましょう。
また、室外機の場合、正面、左右、背面ともに十分なスペースが必要です。
効率の良い設置場所を選ぼう
高性能なエアコンを選んでも設置場所が悪いと遠くまで気流が届かず、エネルギー効率が悪くなってしまいます。できれば、部屋全体にきちんと気流がいきわたる場所に設置しましょう。
どうしても良い場所に設置できない場合は気流制御に関していろんな機能が搭載されているハイスペックモデルを選ぶのもありかもしれません。
エアコンの場所はきちんと考えてから
せっかく高性能なエアコンでも設置場所を間違えるとその性能を活かしきれません。きちんとした場所を選びましょう。
具体的にどんな設置場所が良いのか悪いのか
どんなことに注意すれば良いのかまとめてみました。
室内機について
- 吸い込み口と吹き出し口付近に障害物が無い場所
これは当然と言えますね - エアコンの重量に十分耐えられる場所
一般家庭の壁なら問題無いと思いますがチェック項目のひとつです。 - エアコンの風が部屋の全体に行き渡るような場所
これは安全性よりもエアコンの効果を考えてのことですね。 - 高周波機器や無線機器などの影響が無い場所
他の機器とエアコンが干渉し合うことが無いようにあまり近くに置かないようにしたほうが良いかもしれません。 - テレビやステレオから離れた場所
これもお互いが影響し合わないようにですね。 - 火災警報器から離れた場所
警報機が誤動作してしまわないように配慮しましょう。
室外機について
- 強風の当たらない場所、直射日光の当たらない場所
外に置くので外気にさらされるのはやむを得ない部分がありますが、できるだけ痛まないように気をつけましょう。室外機用の日よけ屋根などがあります。 - 吹き出し口をふさがないような十分スペースがある場所
吹き出し口がふさがってしまって効率が落ちたり、故障したりという話を聞きます。十分余裕のあるスペースに設置するのがのぞましいでしょう。 - 水平に設置できて十分重量に耐えられる場所
エアコンに限らず電化製品は安定した場所に置くことがのぞましいです。
騒音や振動も発生しないようにしっかりと設置できる場所にしましょう。 - 吹き出し口が雪などでふさがれない場所
雪の多い地域では注意すべき点ですね。防雪シートなどを使用すると良いようです。 - 水がスムーズに流れる場所
霜取りなどの際に発生した水がスムーズに流れる場所かどうかチェックしましょう。
エアコンの寸法規定と寸法フリー
エアコンには寸法区分があり、壁掛けエアコンで冷暖房兼用そして冷房能力4.0kW以下のエアコンに関して規定があるようです。
- 寸法規定・・・室内機のサイズが幅800mm 高さ295mm以下
- 寸法フリー・・・それ以外のサイズ
といった規定です。
寸法フリーのほうが熱交換器のサイズに関して制約が無いので省エネ性能が高いといわれています。
設置スペースなども考慮して検討してみてください。
エアコンの寸法規定
寸法規定に沿ったエアコンよりもフリーのエアコンのほうが熱交換器サイズに自由が効くので省エネ性能が高い傾向にあります。
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