Dyson V10 Fluffy SV12 FFの口コミレビュー 写真と動画で見るV10の吸引力やゴミ捨て等
見た目も一新され登場したダイソンV10。どのような実力を秘めているのか写真や動画を交えながらレビューしてみたいと思います。
Dyson V10シリーズのラインナップ
ひとくちにダイソンV10といっても基本性能は同じなものの付属品によっていろんな名前があります。この点について確認しておきたいと思います。
付属品 | ヘッド | |
Dyson Cyclone V10 | ※以前はダイソン公式サイトに掲載されていたようですが現在は製品自体が削除されている模様。 | |
Dyson Cyclone V10 Fluffy
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ミニモーターヘッド・コンビネーションノズル・隙間ノズル・ミニソフトブラシ | ソフトローラクリーナーヘッド |
Dyson Cyclone V10 Fluffy+
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ミニモーターヘッド・コンビネーションノズル・隙間ノズル・フトンツール・延長ホース・アップトップアダプター | ソフトローラークリーナーヘッド |
Dyson Cyclone V10 Animal+
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ミニモーターヘッド・コンビネーションノズル・隙間ノズル・フトンツール・延長ホース・アップトップアダプター | ダイレクトドライブクリーナーヘッド |
Dyson Cyclone V10 Absolutepro
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ミニモーターヘッド・コンビネーションノズル・隙間ノズル・ミニソフトブラシ・延長ホース・フトンツール・アップトップアダプター | ソフトローラークリーナーヘッド・ダイレクトドライブクリーナーヘッド |
このように付属品とヘッドに違いがあります。
付属品
- ミニモーターヘッド・・・ナイロンブラシでゴミを掻き出してくれます。小さいですが範囲が狭いならこれで
- コンビネーションノズル・・・ひっこめることが可能なブラシのついたノズル
- 隙間ノズル・・・狭い場所用のノズル
- ミニソフトブラシ・・・パソコンモニターなどデリケートな部分のホコリを掃除する用
- 延長ホース・・・伸ばして曲げることのできる延長ホース
- フトンツール・・・布団用のノズル
- アップトップアダプター・・・高いところも簡単に掃除ができるアダプター
ヘッド
- ソフトローラクリーナーヘッド・・・やわらかい素材で床面への負担が少なく、大き目のゴミも吸い取れます。フローリング向け。
- ダイレクトドライブクリーナーヘッド・・・硬めのブラシがしっかりとゴミを掻き出してくれますが大き目のゴミは弾いてしまいます。じゅうたん向け。
ヘッドに注目
特に注意したいのがヘッドです。じゅうたんメインならダイレクトドライブクリーナーヘッド。フローリングメインならソフトローラークリーナーヘッドを選んだほうが良いです。
ソフトローラークリーナーヘッドはローラーになっているので毛足の長いじゅうたんなどの奥からゴミを苦手です。
ダイソンV10 Fluffy SV12 FFの基本スペック
稼働時間について
バッテリーを強化したことで最長60分の運転が可能となっていますがクリーナーヘッドを使っている場合はモーターが回転する分、稼働時間が短くなります。
モード | 稼働時間 |
省電力 | 40分 |
標準 | 20分 |
MAX | 8分 |
※ヘッドにモーターが使われているものを使った場合の稼働時間
省電力モードで40分。それでも普通のコードレスよりもだいぶ持ちます。MAXモードで使うとすぐに電池が切れてしまうので省電力モードが基本になるかと思います。
モード | 稼働時間 |
省電力 | 60分 |
標準 | 30分 |
MAX | 5分 |
※コンビネーションノズルなどヘッドが回転しないものの場合
この場合が最長60分となります。
メーカーのカタログを確認してみたところMAXモードの場合のみクリーナーヘッドが8分、コンビネーションノズルなどのツールが5分となっていました。もしかしたら逆かもしれません。
充電時間について
充電時間は約3.5時間。3.5時間の充電で最大約60分の使用が可能なので性能も
吸引力について
公称でV8シリーズよりも25%アップしているようです。直線的な構造にすることでより力が発揮されるようになりました。
モーターは毎分最大12500回転とダイソン史上最速を謳っています。
V10 Fluffy SV12 FFV10開封の儀
それではいよいよ開封です。箱はこんな感じでシンプル。
箱の裏面にはダイソンテクノロジーの解説など。
こちらが箱を開けた状態です。右側に本体手前に延長パイプ左側に付属品やヘッドなどなど。
こちらが内容物一覧です。
本体・パイプ・ソフトローラークリーナーヘッド・ミニモーターヘッド・ミニソフトブラシ・コンビネーションノズル・隙間ノズル・収納用ブラケット・充電アダプター・説明書・ブラケット取り付け説明書
が内容物です。
本体
本体を左右から。V8までの形状から変わってバズーカのような形になりました。
ダストボックスからサイクロン部までが一直線になったことで空気の流れが曲がることなく、より吸引力が強くなったようです。
前後から。
上下から。
これまでは通常とMAXの2モードでしたが、省電力・標準・MAXの3モードになりました。呼び方は人によっていろいろあるかもしれませんがとにかく3モードです。
バッテリーの部の裏側には滑り止めのゴムが取り付けられているので壁に立てかけても倒れにくくなりました。
実際に立てかけてみるとこんな感じになります。
また電池残量・フィルターエラー・詰まり表示のランプが搭載されています。
電池残量やバッテリーエラーや掃除機の詰まりを分かりやすく教えてくれます。電池は3段階表示。
フィルター
フィルターは本体後ろ側に搭載されています。水洗い可能です。
ダイソンV8まではプレモーターフィルターとポストモーターフィルターという2つのフィルターがありましたがV10から1つに集約されたのでお手入れの手間が減りました。
ダストボックス(クリアビン)
赤いレバーを動かしてクリアビンを開けてゴミを捨てるようになっています。
パカーンとフタが開いてゴミを捨てられます。はじめは少し硬い感じがして開けにくかったですが、何回か開け閉めをしているうちにスムーズに開けられるようになりました。
フタが開いた状態。ここからさらに矢印マークのを抑えながら引っ張ると・・・
クリアビンを本体から取り外すことができます。
赤色の部分はスクレイパーといって、銀色のシュラウド(メッシュになっているところ)のゴミを落としながらゴミ捨てができるようになっています。
このようにスライドしてゴミ捨てと同時にシュラウドのゴミも落としてくれます。
ただ、ゴミ捨て時はクリアビンをしっかりとビニール袋などに包んでから捨てるよう説明書に書かれています。ゴミ捨て時はどうしてもゴミが舞いやすいです。
吸い込み口。
ソフトローラークリーナーヘッド
ソフトローラークリーナーヘッドは幅約25cm。
フェルトのローラーは床にやさしく大きなゴミも吸い取れます。
写真を見ていただければわかりますが前方の開口部がかなり広いです。
ヘッドの稼動域はそんなに広くありません。使い勝手を求めるな国内メーカーも検討してみるべきだと思います。
お手入れは写真右上の分をコインなどで回して・・・
サイドのパーツをスライド。
全てを分解するとこのようになります。
ミニモーターヘッド
こちらがミニモーターヘッド。
ソフトローラークリーナーヘッドでは掃除しにくいじゅうたんや毛足の長いところなどに活躍してくれます。
サイドのパーツをコインなどで回し・・・
取り出してブラシのお手入れができます。
コンビネーションノズルとソフトブラシ
細かいところの掃除に。
コンビネーションノズルはブラシの部分を使ったり引っ込めたりできます。
隙間ノズル
隙間ノズルはいたって普通。
延長パイプ
こちらが延長パイプ。到って普通です。V10 Fluffy SV12 FFの場合は色はメタリックオレンジ?となっています。
各部の重量
本体は1533g。
ソフトローラークリーナーヘッドは763g。
隙間ノズル47g。ミニモーターヘッド298g。ソフトブラシが52g。コンビネーションノズルが73gでした。
壁掛けツール
壁掛けツールは壁に掛けた状態で充電もできます。ガチっとはまる感じがなんだかカッコイイですね。
取り外すときは本体を上にスライドさせるだけなのでとても簡単。
電源アダプタは下側から出ています。
取り出すときは角度をつけることも。
裏側の配線。
実際に使ってみる
(↑いろいろと掃除機の動画をアップしているので登録お願いします!)
実際に重曹を吸わせて吸引力を試してみました。
ジョイントマットの上やい草マットの上は省電力モードで余裕でした。普段は省電力モードで特別キレイにしたい場所だけ標準やMAXモードにするといった使い方が個人的におすすめです。
マットの上はソフトローラークリーナーヘッドではある程度は吸えるものの完全にゴミを吸い取るとまではいきませんでした。今回使ったマットがふかふかでゴミを取りにくいというのもありますが・・・
マットも少しは対応できるかもしれませんがやはりFluffyはフローリングメインかなと思います。繰り返しになりますが広範囲のカーペットやじゅうたんからしっかりゴミを掻き出したいという人はダイレクトドライブクリーナーヘッド搭載のモデルにしたほうが良いでしょう。
MAXモードだとかなり吸引力がありそうです。ドア付近の溝に入った重曹もヘッドが届いていないのにけっこう吸い込むことができました。さすがダイソンといったところでしょうか。
ヘッドの取り回しはやはり硬い感じがします。
重さはやはり感じる
重さはやはり感じます。先日シャープのラクティブエアをレビューしたというのもありますが片手でヘッドごと持ち上げるのはたいへんです。女性だと無理そうです。
ヘッドを取り外すと意外と軽いですが、高いところは広範囲なら両手で持って掃除をすることになりそうです。
トリガーについて
やはり電源はトリガーになっています。簡単にオンオフを切り替えることができバッテリーの節約になりますが、運転中はずっとトリガーを引いていないといけないこともあり、これが嫌だという人もいます。
使ってみた感じではトリガーはそれほど重くなく、予想よりも指は疲れませんでした。
音や排気について
音は省エネモードだとわりと静かに感じます。標準・MAXモードだと音は大きく、集合住宅の場合は使用がためらわれます。
排気は後方のフィルター部分から左右に出てきます。省エネモードのときは「風が出てるなー」の感じですがMAXモードのときは「風強っ」という感じでけっこうな勢いで出てきます。MAXモードのときは明らかに排気の温度も上がっていてパワーを使っている感じがします。長時間MAXモードで動かすのは少々心配になってきます。
お手入れについて
フィルターの外側を軽く指でこすってみるとこのようにホコリの塊が出てきます。
フィルターの外側にゴミが付着する構造になっています。この部分はフィルターが1つですし、水洗いもできるので比較的楽なように思います。フィルターを水洗いした場合は24時間以上乾燥させなければなりません。ちなみにフィルターが無いまま運転しようとするとフィルターエラーが出て動きません(エラーランプが点灯)。
ただ、ホコリが付着するのはやや早い感じもします。2つあったフィルターが1つに集約された分汚れるのが早いのかもしれません。
こちらは本体のシュラウド。ゴミ捨て時にスクレイパーという赤いゴム部品がゴミを落としてくれますが、細かいゴミは少し残るので時折掃除をしてあげたほうがよさそうです。
写真では少し分かりにくいですが取りきれなかった重曹の粒が少し付着しています。
ゴムパッキンがたいへん
ゴムパッキンには細かい重曹が大量に入り込んでしまいました。
ここはダイソン長年の課題というかサイクロン掃除機の課題でしょうか。ウェットティッシュなどで拭いてみますがなかなか奥に入り込んだ細かな汚れは取りづらく、気になりだすときりがありません。ある程度は諦めるべきでしょうか。
ちなみにクリアビンは電気系統は搭載されていないようなので水洗いできそうなものですが説明書には湿った布でお手入れをするように書かれています。
本体側。
こちらにも細かなゴミが付着します。拭き掃除で対応。また、延長パイプを差し込むところ周辺にもゴミが付着するのでお手入れをする必要があります。
ダイソンの掃除機はサイクロン内部の掃除ができないので長年使った場合はサイクロン部のみを新たに購入するか、エアコンプレッサーで内部を掃除することになりそうです。
吸引力と稼働時間は魅力
吸引力はさすがといった感じでした。フローリングメインなら省エネモードでほとんど対応できると思います。たまに標準や強モードを使ったとしても稼働時間は30分前後はいけそうです。
そこそこの吸引力を保ちつつ長い時間使えるのは魅力だと思います。
お手入れの面はフィルターが1なのはありがたいですが、ゴミ捨てやゴムパッキンの汚れについては少し気になる面もあるのでそこをどう判断するかですね。
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