ブラシ、くし、コーム付きのドライヤー・くるくるドライヤーは必要か?
髪の毛をくるくる巻くときに使うくるくるドライヤー。中には「くし付きドライヤー」とか「ブラシ付きドライヤー」とか「コーム付きドライヤー」とか呼んでいる人もいるようです。
このくるくるドライヤー。持ってはいても使ってない。という人が多いようです。
でも、実は美容師さん達からしたらブロー初級者にはうってつけの便利な道具で必須アイテムともなり得る存在です。くるくるドライヤーの特徴と使い方を知って、簡単にきれいになりましょう。
くるくるドライヤーって乾かない?
ドライヤーが欲しい時に「クルクルドライヤー買えばブラシも付いてるしお得」と考えて、くるくるドライヤーを購入する人がちょくちょくいるようです。
しかし、髪の毛を洗ってからブラシを外したくるくるドライヤーで乾かしても全然乾きません。結局もう一つ普通のドライヤーを買い、くるくるドライヤーは棚の奥に入れたまま使われなくなったというケースもあります。
でもこれくるくるドライヤーの質が悪いのではなく使い方の問題なんです。
くるくるドライヤーは形を作るために使う!
くるくるドライヤー関連の記事でたびたび書いていますが、くるくるドライヤーは髪を乾かすための道具ではありません。
どちらかというと、ヘアアイロンのように形を作るために使うもので。髪の毛を乾燥させるのが主目的ではないんです。
風量が弱く風のあたる部分も狭いので当然乾きにくくなります。髪を洗った後はまず普通のドライヤーで9割ほど乾かし、そのあとでセットのためにくるくるドライヤーを使いましょう。
ヘアアイロンとどう違うの?
形を作る、という目的はヘアアイロンと同じですが、くるくるドライヤーの方がナチュラルに仕上がります。その分取れやすいのが難点ですが、温度が低めなので髪にかかるダメージはヘアアイロンより少なくてすみます。
ただし、すでに髪がかなり傷みブラシが毎回引っかかってしまうようなときは、その摩擦と熱により髪はさらに傷みます。注意して使いましょう。
美容師がお店で使っていないのはなぜ?
美容院に行くと、美容師が片手にドライヤーもう片手にブラシを持ってセットしてくれます。こうすると、本当に当てたい部分にだけ風を当てることができより正確にセットすることができます。また、ブラシを持ちかえればいろいろな形をなんでも作っていくことができます。それで美容師は通常くるくるドライヤーを使っていません。
でもこの作業を自分で行うのは簡単ではありません。サイドは何とかできたとしても、後ろの部分をブラシとドライヤーできれいにまとめるのはかなりの上級テクニックが必要です。
こんな時にくるくるドライヤーが活躍します。ブラシとドライヤーが一体になっているので開いた手で髪の毛を持つことができ、ドライヤーとブラシを別々に持つよりも簡単にセットが行えるようになるんです。
使うときの注意点
乾いた髪に使うと水分が必要以上に蒸発しオーバードライになってしまいます。そのため、普通のドライヤーで9割まで乾かしてから使用するようにします。乾いた髪に使いたい時には霧吹きなどで髪に水分をあたえてから使用します。毛先を重点的にカールさせたいことが多いと思うので、毛先は十分に濡らしておきます。これをさぼると、ヘアアイロン以上に髪を傷めるので注意しましょう。
セットしたい形に梳かしながら巻き3秒から5秒待ちます。その後その方向に沿ってブラシを外し冷めるのを待ちます。冷めないうちに触ってしまうと形がくずれるので、必ず冷めるのを待ちます。
サイド、後ろ、前髪とセットが完成したらCOOL機能で冷風を出し、外側から軽く当て髪の毛を冷やします。このようにすると髪のキューティクルがしっかりと閉じ目がそろうのでツヤのある髪になります。またキューティクルが揃っていると髪は外から来るダメージに耐えることができるので、健康な髪をキープできます。
用途を理解して使うことで活躍
通常のドライヤーと組み合わせて使うことでくるくるドライヤーは活躍してくれますのでドライヤーと合わせて購入してみるのもいいでしょう。
くるくるドライヤーは技術のある人には必要のない物と言えるでしょうが、一般の人にとっては本当に便利なアイテムです。髪を傷ませない正しい使い方をしっかり覚えて、便利アイテムを上手に使っていきましょう。
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