ドライヤーの正しい使い方|髪を傷めにくい乾かし方と冷風の効果!自然乾燥とどっちがいい?

2026年8月14日ドライヤー,ドライヤーと髪の毛

「毎日ドライヤーでちゃんと髪を乾かしているし、シャンプーやトリートメントにも少し気をつかっている。なのになんで理想の髪と程遠いんだろう?」こんな悩みを持たれる方も多いかもしれません。

もしかしたらそれはドライヤーの使い方が正しくないからかもしれません。正しいドライヤーの使い方を知って髪への負担を抑えましょう。

ドライヤーと自然乾燥はどちらが髪にいいのか単純に結論づけられない

「ドライヤーは熱を使うから、自然乾燥のほうが髪に優しい」と考える人もいるでしょう。

しかし、単純に自然乾燥のほうが優れているとは言い切れません。

次のトピックでご紹介しますが、2011年に発表された研究では、ドライヤーによる髪表面のダメージは温度が高くなるほど大きくなる傾向が確認されました。一方、自然乾燥のグループでは、細胞膜複合体(CMC)に損傷が確認されています。研究者は、自然乾燥では髪が完全に乾くまで2時間以上かかったことから、長時間水分にさらされたことが関係した可能性を考察しています。

CMCとは:Cell Membrane Complexの略で、髪や皮膚の細胞同士を結びつける接着剤の役割を果たしているものです。水分や薬剤の通り道、そしてうるおいを保つ大切な組織です。

こうしたことからどちらが優れているということは単純に言えないのですが、今回はドライヤーを使って短時間で髪の毛を乾燥させる場合に傷まない方法をご紹介していきます。

ドライヤーを使う場合は、髪との距離や温度、乾燥時間に注意しながら、できるだけ短時間で乾かすことがポイントです。

ドライヤーで髪が傷む原因とは?

ドライヤーで髪が傷む主な原因は熱と思う人がほとんどだと思います。これは当たってはいますが、原因は熱そのものだけではありません。

高温の風を同じ場所に当て続けることに加えて、濡れた髪を強くこすることなど、熱と摩擦の両方が髪への負担につながります。

特にドライヤーは髪との距離が近くなるほど、当たり前ですが髪の温度が高くなります。ドライヤーの熱と乾燥時間による毛幹の損傷研究では、髪に近い距離で高温の風を当てた条件ほど、キューティクル表面の損傷が大きくなりました。

短時間でも距離が近いとキューティクルに亀裂や穴など強いダメージが確認されています。一方、距離を離して髪の温度上昇を抑えた条件では、乾燥時間が長くなっても、近距離で高温の風を当てた場合よりダメージが小さい結果となりました。

参考:ヘアドライヤーの熱と乾燥時間による毛幹の損傷

この研究も参考にしながら髪の毛を傷めにくいドライヤーの正しい使い方をご紹介していきます。

ドライヤーの正しい使い方【5ステップ】

ステップ1:タオルドライで髪の毛の水分をしっかり取る

タオルドライの重要性を意識している人は少ないようです。ドライヤーを使う前によくタオルドライをしましょう。熱風が長時間当たると、髪はそれだけ傷みます。タオルで十分に水分を拭き取ってからドライヤーを使います。

また、タオルドライのやり方も頭皮や髪に直接影響を与えるとても大切なポイントです。ゴシゴシこするようにタオルを使う人や、逆にしずくがポタポタ垂れる程度でも気にしない人がいます。どちらも髪を乾かす際に注意したいポイントです。

まずゴシゴシしてしまう人の場合、その行為は自分で髪のキューティクルを剥がしているようなものなのです。髪は濡れると水分を含んで膨潤し、摩擦の影響を受けやすくなります。そのため、濡れた髪をゴシゴシとこするのは避け、タオルで包み込むようにやさしく水分を取りましょう。

次に拭き取りが足らない場合ですが、拭き取りが足らないとその分ドライヤーを使う時間が長くなってしまい、これが問題となり得ます。同じ部分に温風が当たり続けると髪がダメージを負ってしまうのです。また高温になる時間が長くなればなるほど髪へのダメージは進行し、その結果キューティクルが傷んでしまいます。タオルドライが十分にできていないと、早く乾かそうとして高温の風を髪のすぐ近くから当ててしまうことになりがちです。

ロングヘアの場合は複数枚のタオルを使いわけるなどして髪に残った水分をできるだけ取り除きましょう。タオルで頭皮を包み込むように水分を取り、髪はタオルで挟むようにしてやさしく水分を吸い取ります。丁寧に水分を拭き取ったらやっとドライヤーが使えます。

ポイント

タオルでしっかり水分を取る・濡れた髪をタオルで強くこすらない包み込むようにやさしく

ステップ2:ドライヤーの風は根元・頭皮に近い部分から当てる

髪を大胆にかき分けて頭皮が見えるようにします。そしてそこを目がけてドライヤーを使います。こうしないと、外側の髪と毛先は乾いても内側の髪と頭皮に近い部分はきちんと乾かず、内側の髪まで十分に乾かないまま、外側だけが乾きすぎてしまうことがあります。

その結果まとまらないふわついた髪になります。もしくは、その部分を乾かそうとしているうちにほかの部分は乾きすぎの状態になってしまい、パサパサな潤いのない髪になります。そこで、頭皮に近いところから乾かすのがよい方法といえます。

ステップ3:ドライヤーを髪に近づけすぎない

ドライヤーの吹き出し口付近は高温になるため、髪に近づけすぎると熱によるダメージにつながる可能性があります。そのため、ドライヤーは髪から15cm程度離して使うのを目安にしましょう。「15cm離せば必ず髪が傷まない」というわけではありませんが、ドライヤーを近づけすぎると髪を傷める原因となってしまいます。

記事の冒頭で紹介したドライヤーの熱による髪表面への影響を調べた研究では、髪から5cm・10cm・15cmの距離で条件を比較したところ、髪表面のダメージは距離が近く温度が高くなるほど大きくなる傾向が確認されています。

それからドライヤーを常に振って同じところに熱風が当たり続けないようにしなければなりません。当然ですが同じ場所に熱風を当て続けると髪へのダメージが大きくなってしまいます。

温度を調節できるドライヤーを選び、髪の状態に合わせて温度を下げるのも一つの方法です。

髪には神経がなく熱さを感じないので、知らないうちに髪にダメージを与えてしまうことがあり要注意です。

ポイント

「目安として15cm程度離し、同じ場所に熱風を当て続けない」

ステップ4:根元から毛先まで順番に乾かす

根元が乾いてきたら、髪の中間から毛先へと移動します。

毛先は根元より乾きやすいため、最初から毛先に長時間熱風を当てる必要はありません。

特に毛先は、カラーやパーマなどによってダメージを受けている場合もあります。

「毛先を完全に乾かそう」として熱風を長時間当て続けるのではなく、髪全体の水分バランスを見ながら仕上げましょう。

ステップ5:最後は冷風で仕上げる

髪がほぼ乾いたらCOOL機能に切り替えて使うとオーバードライを抑えやすくなります。また、温風で髪を乾かした後に冷風を当てることで、髪の毛流れを整えて仕上げやすくなります。

基本的には温風で効率よく乾かし、最後に冷風で仕上げるとよいでしょう。

なお、ドライヤーによっては温風と冷風を自動で切り替えてくれるものがあります。

たとえば、SALONIAのスムースシャインドライヤーは、温冷自動切り替えモードを搭載。温風と冷風を自動で切り替えてくれるため、温度管理をしながら乾かしたい人や温風から冷風に切り替えるタイミングがいまいちわからない人にも便利な機能です。

ドライヤーの正しい使い方まとめ

髪への負担を抑えながらドライヤーを使うポイントをまとめると、次のとおりです。

  • ドライヤー前にタオルで水分を取る
  • 濡れた髪をタオルで強くこすらない
  • 根元・頭皮に近い部分から乾かす
  • ドライヤーを髪に近づけすぎない
  • ドライヤーを動かしながら乾かす
  • 高温の風を同じ場所に当て続けない
  • ほぼ乾いたら冷風で仕上げる

ドライヤーは「使わないほうが髪にいい」と単純に考えるのではなく、熱を一か所に集中させず、効率よく乾かすことが大切です。

研究でも、ドライヤーは温度が高くなるほど髪表面のダメージが大きくなる傾向が確認されています。特に近距離・高温での使用は避け、適度な距離を保って動かしながら乾かすことを意識しましょう。

ドライヤー選びに迷ったらレンタルで試すという手も

ドライヤー選びで困っている人や旅行先でも髪を傷めないために良いドライヤーを使いたいという人はドライヤーのレンタルをするという手があります。

「モノカリ!」というサイトでは様々な家電をレンタルすることができるのですが、ドライヤーもレンタルできるのでチェックしてみてはどうでしょうか。

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