ジェネリック家電の冷蔵庫メーカーと買うべきか買わないべきか

2022年9月30日冷蔵庫,選び方

ジェネリック家電という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ジェネリック医薬品から来たと言われている造語です。

ただし、同じジェネリックという言葉を使っていても内容は違い、医薬品の場合は主成分が同じというような意味で使われていますが、家電の場合はちょっと意味合いが違います。

機能を絞った低コスト品がジェネリック家電

ジェネリック家電のメーカーとしてはテレビでは船井電機やオリオン、生活家電では山善やツインバード、美容家電ではテスコムや小泉成器などがあり、聞いたことのあるメーカーもあるんじゃないでしょうか。

これらのメーカーは大手メーカーの1世代前の部品や技術を買い取ったり、技術者を雇用したりしていたり、もともと大手メーカーに製品を供給していたりしたメーカーだったりするので技術的には確かなものを持っています。

基本的な機能だけでコストも抑えめだけどしっかりとした技術で作られているというのがジェネリック家電ということです。

冷蔵庫のジェネリック家電メーカーは?

アイリスオーヤマ

冷蔵庫のジェネリック家電というと近年ではアイリスオーヤマでしょうか。家電分野にも積極参戦している同社は冷蔵庫でも100L台の製品を中心に発売しています。

一番容量が大きい物は231LのIRSN-23A。冷蔵室は4段の棚と野菜ケースで収納量もなかなかです。冷凍室は引き出しタイプで70Lとなかなか。

1~2人暮らしで活躍してくれるでしょう。

IRSD-14Aは容量142Lですが冷凍室が52Lと広めになっていて冷凍食品をたくさん保存できるようになっています。

仕事が忙しくてなかなか料理をする時間が無いという人には嬉しい構造。

ツインバード

掃除機などを製造している新潟の会社です。

冷蔵庫はフロント部分をミラーデザインに、他の部分はマットブラックしたおしゃれな物が販売されています。

ユーイング

主に扇風機や電気ストーブを製造していますが、冷蔵庫も少しだけ販売されています。

UR-F140Jは一般的な1人暮らし用といった感じの冷蔵庫です。

マクスゼン

マクスゼンはここ数年で知られるようになった家電ブランドで冷蔵庫だけでなく、洗濯機、テレビなどさまざまな家電を販売しています。

ただし、自社の製造部門は持っていないようなので厳密にいうとジェネリック家電メーカーとは言えないかもしれません。

ジェネリック冷蔵庫の問題点

定義がわりとあやふや

はじめにジェネリック家電の定義について少し書きましたが、ここからがジェネリック家電メーカーでここからが違うメーカーというような明確な区別はありません。

日本メーカーの高品質な製品だけを指していうこともあれば、比較的品質の安定している中国や韓国のメーカーも含めて言うこともあるようです。

ちゃんと使えて故障しなければ問題無いというところではありますが、場合によって含まれるメーカーが違うということは知っておいたほうがいいかもしれません。

大容量のものが無い

冷蔵庫の場合の問題点としては大容量の物は製造されていないという点です。

300Lクラス以上の物になってくると大手メーカーはほとんどを占めており、ジェネリック家電メーカーのものは見当たりません。

中国メーカーのハイセンスやハイアールといったあたりをジェネリック家電メーカーに分類すれば無くも無いといったところですが、大家族で使うとなるとやはり大手メーカーになってしまうのかなという感じです。

ジェネリック家電メーカーの冷蔵庫を買うべきか買わないべきか

個人的には買っても問題無い冷蔵庫だと思います。

そもそもラインナップが小容量の冷蔵庫中心なので、購入する人も冷蔵庫に多機能を求めている人は少ないでしょう。よって、機能を絞って低コストである冷蔵庫はニーズに合っていると思われます。

冷蔵庫は最近出たばかりの家電ではなく何十年も販売されているものですから、冷やすという機能だけなら成熟した技術でしょうし問題ないでしょう。

ただし、小容量のものは大手メーカーのものでも比較的安い物があるので、価格の比較はお忘れなく。

大容量の冷蔵庫が欲しいんだけど・・・

「大容量の冷蔵庫を安く欲しくて検索してきたんだけどどうしてくれんだよ!」という人にはAQUAの冷蔵庫をおすすめしておきます。

もともとは三洋電機の白物家電事業でしたが、いろいろあって現在は中国ハイアールのブランドとなっています。

きちんと他のメーカーとの価格比較はする必要がありますが、300Lクラスなどは比較的安いモデルが販売されています。

中国メーカーということで敬遠する人もいるかもしれませんが、安く買うには何かしらの妥協点も必要です。

スポンサーリンク